照「そうだ、咲。聞きたいことがあったんだ」
咲「どうしたのお姉ちゃん?」
照「京ちゃんは何も持ってないんだよね?」
咲「うん、オカルトとかスキルとかそんなのとは無縁はずだよ」
咲「けど、何かおかしいんだ」
照「咲もそう思うんだ…」
咲「お姉ちゃんもそう感じてたんだね」
照「そういえば、菫が言っていた事なんだけど…」
咲「うん?」
照「私と咲が打ってた時に、京ちゃんが入ってきたら空気が和らいだとか」
咲「空気が和らぐ?」
照「菫曰く、重く圧し掛かる様な雰囲気だった部室が、急に清々しい雰囲気に変わったそうだ」
咲「確か部長も京ちゃんが居ると居ないとじゃ、部室の雰囲気が悪くなるとか言ってたような…?」
照「本当に京ちゃんは何も持ってないのかな?」
咲「こう考えると、持っていてもおかしくないよね」
京「あれ?二人してどうしたんだ?」
咲「ねぇ京ちゃん」
照「少しききたいんだけど」
京「どうした?」
咲「京ちゃんって何か持ってるの?」
照「オカルトとかスキルとかそういったもの」
京「俺はそういったものと無縁だよ、今も昔も」
咲照「今も、昔も…?」
京「今も昔も二人を取り持ち抑え中和するのが俺の仕事だからな」
咲照「へ?、でも中和できてないよね?」
京「そうか?」
咲照「だって私達何時もと変わらないもん」
京「嗚呼、それもそうだな」
和「(知らぬは本人達ばかりなりですか…)」
オワリ
最終更新:2012年12月26日 23:42