※使い回しネタにつき注意

  • 全国大会決勝開始を待つ、とある不思議な場所にて


京太郎「先鋒部屋を抜けると、そこは新たな部屋の前だった……」

京太郎「失礼しまーす、どうも須賀k……ぶっはっ!?」

京太郎(何だこりゃあぁっ!? 暑っつ! 蒸し暑いとか息苦しいとかとにかく暑っちぃっ!? 温度差あり過ぎて軽く目眩するっ……)

京太郎(どっか避難……せめて頭か顔だけでもっ……はっ!? 水の気配……氷水の入った桶!)

京太郎「うおぉぉぉぉっ!!」バッシャァンッ!

京太郎(頭から突っ込んで冷やすべし! ……おおぉぉ生き返るっ!!)

京太郎「……ぶはぁっ!? ありがとうございます!!」


まこ「…………」

菫「…………」

ハオ「…………」


京太郎「……へっ?」


――――


とある不思議な場所 次鋒部屋にて


京太郎(俺の目線から、今までの状況を整理すると……)

1、部屋に入るなり茹だるような暑さに見舞われ
2、避難場所を探すと氷水入った桶があって
3、一目散に駆け寄り顔を突っ込んで難を逃れたが
4、桶の周りには、その桶に脚を入れている水着の女性3人(なお1名は顔見知り、1名は水着のデザインが未来に生きてる)
5、彼女達から見れば、涼みに使っている足桶に男子が突如顔突っ込んで、顔あげるなり「ありがとうございます!」


京太郎「どう見ても変態です申し訳ありませんでした!!」

ハオ「土下座……随分と潔い変態ですね。」

菫「染谷、例の清澄の男子部員というのは……コイツか?」

まこ「そうじゃ。 あーまぁ気にせんでいい京太郎。 いきなりじゃあ面食らうわ。」

京太郎「いや、ほんとすいません……と言うか何なんですかこの暑さ。 それに先輩達の格好も……」

まこ「……あれじゃ。」

京太郎「あれって、部屋の片隅に何か…………長袖の制服着てマフラー巻いた人が、コタツに入ってファンヒーター付けながら寝てるんですけど……」

菫「阿知賀女子3年、松実宥だ。 夏の東京で冬服といいマフラーといい、何かあるのかとは思っていたが……これ程とは想定外だった。」

ハオ「炬燵に隠れて見えてませんが、毛糸の手袋も着けてましたよ。」

京太郎「マジっすか?!」

ハオ「マジです。」


まこ「元々、わしらが各々好きにしておこうと言った手前、止せとも言いにくくてのぅ……流石に耐えかねとったが、どうにかこの水着と桶を引っ張り出して凌いどったんじゃ。」

京太郎「そうだったんすか……」

京太郎(でも眼福……あぁ、和がいれば完璧だったっ……! でも臨海の留学生さんも中々……)

ハオ「清澄の男子部員は、思ってる事が顔に出すぎでは?」

まこ「京太郎、ハウス。」

京太郎「すんません、炊事場に引っ込んでます。」

菫「躾は行き届いている様だな……淡にもあれくらい言い聞かせられれば……」

京太郎「アンタかぁぁぁっ!!」

菫「何っ……!?」

京太郎「アンタがっ……アンタがあの自由奔放ワガママおもち娘の教育係かぁっ! どーなってんのアレおかしいでしょ! 白糸台って名門じゃなかったんですかぁ!?」

宥「……おもち……?」

菫「お、おい落ち着けっ……さては淡の被害者か……」

京太郎「いやまぁ被害らしい被害は無……あったな。 兎に角! いくら麻雀強くてもあんな」

宥「玄ちゃん、おっきくなったぁ?」ガシッ

京太郎「えっ……?」

まこ「おぉ、起きたか……騒いですまんかったのぅ?」

ハオ「いえ、何か様子が……」

宥「はやく試合始まって、また一緒に居られるといいねぇ?」ギュゥゥゥッ

京太郎「ちょ、ちょっと何して……うわ暑っ!?」

菫「寝惚けているのか……?」

宥「玄ちゃんに、お姉ちゃんのあったかいの、分けてあげるね……」

京太郎「ちょっ、待っ……! 目ぇ覚ましてっ暑い暑いっ! ……で、でもおもちの感触が……あったかぁい……ぁっ…………」プシュゥゥ…

ハオ「茹で上がりましたね。」

まこ「一人増えただけで大わらわじゃのぅ……取り敢えず京太郎を冷まさんと」

京太郎「……ぁー……」カオマッカ


カンッ

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最終更新:2018年04月30日 19:53