逃れ者お京
おもちの乏しい者達『小丘』から逃れ、おもちを求め、今の生活からの逃亡を企てた京太郎
だが『小丘』の長、咲はこれを見逃しはしなかった
渇れ果てそうになる寸で一瞬の隙を突き、からがらに逃亡を果たしたものの力尽き倒れてしまう
そんな行き倒れに救いの手を差し伸べたのは元小丘、淡であった
目を覚ました京太郎は淡に感謝を述べ、事のあらましを伝えると、迷惑になるだろうと淡の元を去ろうとする
だが、そんな京太郎に淡は一つの提案をする
それは『京太郎』ではなく『お京』として姿を変えて関を越えるというものだった
果たして淡の企ては成し得るのだろうか
カン
最終更新:2018年04月29日 23:04