咲(今日は誕生日なんだけど・・・)

咲(みんなお祝いしてくれるかなぁ?)ドキドキ

咲(和ちゃんと優希ちゃんの時にやったから期待してもいいよね?)ドキドキ

咲(は、早く部室行こうかな)


咲「こんにちはー」ギィ

咲(あれ?鍵は開いてたけど電気は付いてないし・・・誰もいない?)

咲(いつもならみんな来てる時間だと思うんだけど)

咲(も、もしかして今日部活ないのかなぁ)オロオロ



久(の、和!咲もう来ちゃったわよ!)

和(えっ!おかしいですね・・・いつもは図書館によってからくるのに)

優希(ど、どうするんだじぇ、まだ準備できてないじょ)

久(仕方ない・・・ここは彼に任せましょう)

京太郎(・・・えっ!俺ですか!?)


久(今手が空いてるのは須賀君、あなただけだわ)

まこ(わりゃあ咲と幼馴染なんじゃろ、適任じゃけえ)

優希(頑張れよ犬!)

和(咲さんのサプライズ誕生会のためにもお願いします!)

京太郎(まあ、断る理由もないですし・・・ちょっと行ってきます)


京太郎「よ、よう、咲。来てたのか」

咲「あ、京ちゃん。うん、今来たところなんだけど・・・」

京太郎「あー・・・みんななら何か用事があるとかで少し遅れるらしいぞ」

咲「そ、そうなの?」

京太郎「あ、ああ」



咲「そうだったんだ。ところで京ちゃんは電気も点けないで何してたの?」

京太郎「えっ、えーと」

京太郎(な、なにか上手く逃げなければ・・・そうだ!)

京太郎「ちょっと今日寝不足でな、誰もいないし仮眠とってたんだ」

京太郎(我ながらナイス言い訳!)

咲「あ、だから電気点いてなかったんだね」


京太郎「そうだ咲、少しお願いがあるんだが」

咲「お願い?」

京太郎「ああ」

咲「ええと、何?」

京太郎「それは・・・


咲「はい。レディースランチ・・・ってもう放課後なのにランチって」

京太郎「お、サンキュー。今日の昼に見たときちょっと美味そうだなって思ってたんだよな」

咲「これだけのためにわざわざ食堂まで駆出された私って・・・」

京太郎「咲以外に頼めるような奴いないからなー。すまんな」

咲「はぁ。別にいいけどね」

京太郎(実際食いたかったし咲を部室から出せたし一石二鳥か)



久「さて須賀君が上手く咲を出してくれたから今のうちに準備を終わらせましょう!」

四人「おー!」



咲「・・・京ちゃん。それ美味しいの?」

京太郎「何だ咲、気になるのか?」

咲「少しだけ、ね」

京太郎「んー、じゃあ一口やるよ」

咲「えっ、いいの?」

京太郎「まあここまで引っ張り出してきてお礼もせずってのもあれだしな」

京太郎「ほら」アーン


咲「あーn」モグモグ

咲(きょ、京ちゃんが自然に箸差し出してきたから流れで食べちゃったよ//)

咲(あーんって・・・あーんってっ//!)

京太郎「どうだ?うまいか?」

咲「あ、うん。美味しいよ・・・」

咲(正直味がよくわからないよ!)

京太郎「そうか。それならよかった」モグモグ



モブA「お、京太郎。また咲ちゃんといんのかよー」

モブA「咲ちゃんもこんな奴のために一緒に食堂来てくれるなんて・・・」

モブA「いい嫁さんだなぁ。京太郎には勿体無い」

咲「嫁さん違いますから!」

京太郎「ほんないっほうへんへいひへいしなくへも」(そんな一生懸命否定しなくても)

咲「食べながら喋っちゃだめだって!」

モブA「いいお母さんにもなりそうだな」ハハハ


京太郎「ごちそうさまでした」

京太郎「それじゃあ部室戻るか。そろそろ皆来てるだろうし」

咲「あ、そうだね」

京太郎「っと、ちょっと電話するから少し待っててくれ」

咲「うん」


京太郎「あ、もしもし。部長ですか?」

久「もう部長じゃないわよ」

京太郎「そのやり取りは長くなるので止めましょう」

京太郎「それより準備終わりましたか?」

久「ええ、須賀君のお陰でなんとかなったわ」

京太郎「それは何よりです。もうそっち行って大丈夫ですか?」

久「ええ、いつでもオーケーよ」

京太郎「それじゃあこれから向かいますね」


京太郎「お待たせ咲。行こう」

咲「はーい」


咲「遅れましたー」ギィ

 パァン パン パァン パァン

咲「わわわっ!?」

久・まこ・和・優希『咲(さん/ちゃん)誕生日おめでとう!』


久「咲、誕生日おめでとう。どう、驚いた?」

咲「ぶ、部長。そりゃ驚きますよ・・・」

久「だからもう部長じゃないんだけど・・・」

久「でも、それならサプライズ成功ね」



和「咲さん誕生日おめでうございます」

咲「和ちゃん、ありがとう。嬉しいよ」

和「い、いえ、咲さんのためです。これくらいは当然です」

優希「咲ちゃん咲ちゃん私を忘れてもらっちゃ困るぜ~」

咲「あはは、忘れるわけないって」

優希「それもそうか~。何にせよ誕生日おめだじぇ!」

咲「うん、ありがと」

まこ「すまんのう咲、部長はこういうのが好きじゃけえ」

久(だから部長じゃないと・・・)

咲「部長らしいですね」クス

まこ「まあめでたい事は派手にやってもいいじゃろう。おめでとう」

咲「そうですね。ありがとうございます」



咲「ところで京ちゃんはそんな隅っこでどうしたの?」

京太郎「いや~、完全にタイミングを逸したというか・・・」

咲「流石京ちゃんだね」

京太郎「ど、どういう意味だ!」

咲「ふふ、そのまんまの意味だよー」




久「あの二人・・・怪しいわね」ヒソヒソ

まこ「怪しいのう」ヒソヒソ

和「私の咲さんに何かしたら須賀君とはいえ許しません」ヒソヒソ

優希「犬め、私というものがありながら」ムムム


京太郎「まあなんだ、咲、誕生日おめでとう!」

咲「ありがとう京ちゃん!」




─カン!─