京太郎「ごめんな…放課後に残ってもらって」
和「気にしないでください。それで私に用事があるとの事ですが…」
京太郎「俺は和の事が好きだ…」
和「え…い、今なんて…?」
京太郎(俺は…何時から和に恋をしていたんだっけ…)
京太郎(高校の入学式で見かけたときから?かもしれない…)
京太郎(同じ麻雀部に入って初心者の俺に色々教えてくれた頃?…そうかもしれない…)
京太郎(…確信したのはきっと県大会前のあの時だ…前日に部長がプロを呼んで二人の相手をした日)
京太郎(去年の覇者龍門渕と名門風越、そしてプロに対しても物怖じせず真っ向から挑もうとする和が眩しかった)
京太郎(そういう彼女を、いつの間にか好きになっていた)
京太郎(だけど俺は和ほど麻雀に熱意も無くて…この気持ちを口にするには深い溝ができてた気がしていた)
京太郎「ずっと好きだったんだ…和のことがずっと…部活を続たのも和が居たからなんだ」
和「ウ、ウソです!だって以前『麻雀が好きになったから続けてる』って」
和「私達を応援するって何時も私達のかわりに雑用を買ってくれて…」
和「どんなときでも心からホッツとできるような…笑顔をいつも向けてくれて」
京太郎『麻雀が好きになったからさ…牌を磨いたり相手の牌譜調べたりするのも楽しいんだ…』
京太郎『俺が和や皆のこと応援したいんだ…俺じゃコレくらいしか力になれないからさ…』
和「私は…何もしらずに…ずっと須賀君に頼りっきりで…」
京太郎「…好きだ」
和「やめてくださいっ!」
和「もしもそうなら…それが本当ならっ…私はどんな顔をしたらいいんですか…?能天気に自分の都合ばかり貴方に押し付けてっ…」
和「何もしらず自分のことばかり…そんな身勝手な自分をどうしたらいいんですか…!!」
京太郎「だからいいんだ…真面目で…麻雀に対して正直で…どんな状況でも立ち向かう強さがある。だから好きになったんだ…」
和「私は―
カン
最終更新:2018年04月29日 21:47