久「須賀くん、今まで色々甘えてしまってごめんなさい。付き合ってください」
京太郎「部長、なんか変なものでも食べました?」
優希「部長、ひどいじぇ! 京太郎と付き合うのは私だ!」
咲「いや、ここは幼馴染でだめなところもいいところも知ってる私が安牌だと思うよ」
まこ「そのパイは……いやなんでもない。だけど京太郎、わしのことも考えてくれると」
京太郎「え? 染谷先輩は冗談でそういうこと言う人じゃないから、マジ?」
久「私への信頼のなさが垣間見える返答ね。まあいいわ、説明しましょう」
京太郎「まさか俺はハーレム主人公の鈍感で?」
久「いいえ、全く違うわ。実はインハイで優勝したチームの人間は学生時代にお付き合いをできないと結婚できないという定めがあるのよ!
優勝してから聞いて、戦慄したわ」
京太郎「そんなオカルトありえません」
和「私もそう言いたいところですが、私の夢はお嫁さん。万一を考えると夢が果たせないんです。ですから須賀くん、私にしましょう」
久「それを言うなら私だって母子家庭だから母親を安心させなきゃいけないの! 優勝も、生徒議会長も母への恩返しのキャリア積みだったのに」
京太郎「和まで……そして部長、そんな切実な理由が」
まこ「自分勝手なことを言っとるとは思っとる。だから決定権は京太郎に委ねたいんじゃ」
咲「お願い京ちゃん、見捨てないで」(うるうる
優希「これからは私が京太郎に毎日タコスを作るから、な」
京太郎「毎日味噌汁作るみたいにタコスを扱うなよ優希。で、でも一人しか救えないなんて、俺……」
照「その心配はいらない、京ちゃん」
唐突に部室に入ってきて表情を特に変えないインハイチャンプがなぜか長野にいた
京太郎「照さん、何故ここに」
咲「はっ、お姉ちゃんも条件に当てはまるから京ちゃんを……」(わなわな
照「それも違う。負けて悔しかったからとりあえず言ってみた淡の嘘。というかドッキリ」
全員「「「ふざけんな!」」」
淡「あはは~、ごめーん。お詫びに、私と付き合おっか? ほら金髪同士でなんかフィーリング合いそうじゃん」
全く反省してない面持ちの高校百年生がプラカードを持って更に劇薬を放り込み、清澄内は騒然とした
カン
最終更新:2018年04月29日 21:41