京太郎「パーソナルスペース?」

久「ええ。『これ以上近づかれるとなんかやだ』と感じる距離のことね。これを測ることで相手へ心を許している度合いが分かる、とされているわ」

京太郎「なんか難しそうですね」

久「私達が近づいていくから須賀くんは違和感を感じたところで止めてくれればいいわ」

京太郎「ところでこれ、何の意味が?」

久「ちょっとした調査よ。いくわよー」
京太郎「あ、ストップで」

久「早くない!? ……うう、1メートル」

まこ「次はわしか、まあ期待はしとらん」

京太郎「あ、染谷先輩その辺でお願いします」
まこ「85センチ……久よりは近いんか」

和「わ、私ですか……すみません、これ以上は、ちょっとなんというか」
京太郎「え? 俺もうちょい近くても……」

久「和がギブアップ、か。50センチね」

優希「ふふーん、私はずかずかいくじょ」
京太郎「ハウスだ、優希」
優希「えー? これぐらい普通だろ?」
京太郎「これ以上近いと蹴られたことを思い出す」

優希「仕方ないやつだな、30センチ、トップだじぇ」

咲「え、私の番? そーっと、そーっと」
京太郎「んー、どうせ咲だしなあ、もっと近くてもいいぞ」
咲「じゃあ、失礼します」

久「……10センチって、ほぼ密着じゃない」
和「流石に近すぎると思います」
優希「ひいきだ、改善を要求する!」
まこ「付き合いの長さ考えれば妥当だと思うんじゃが」

京太郎「結局文句言われるのな、俺」

久「えー、結果発表します。私とまこは知人、和が仲のいい友達、優希は友達以上恋人未満、咲は恋人ね」

咲「恋人違います、中学のクラスメートです」

久「残念ながら学術的根拠があるのよねこれ。というわけで各自頑張ること、咲以外は」

京太郎「結局なんなのこれ?」

以降、二人を除いてアプローチが増えたとかなんとか


カン

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最終更新:2018年04月28日 23:04