久「須賀くん、これ龍門渕から送られてきたからあげるわね」

京太郎「なんですこのDVDっぽいの」

久「向こうで開発したらしいわ。なんでも全国の麻雀女子と恋愛する、現実準拠のギャルゲーだとか」

京太郎「なんで俺に?」

久「須賀くんが主人公だから」

京太郎「は?」

久「男主人公になりそうな男の知り合いが他にいなかったんだって。クリアデータを集計して人気キャラを割り出すらしいわ」

京太郎「何でまたそんなことに」

久「『原村和より人気があることを証明しますわ!』とか言ってたわ、龍門渕さん」

京太郎「あー、そういやあの人和をライバル視してたっけ」

久「というわけで、あなたはそのゲームをやってちょうだい。あと誰が最初にクリアされるか女子の間で賭けてるからそれも教えてね」

京太郎「そんな羞恥プレイは嫌です! あとでネタにされるじゃないですか」

久「とりあえず選ばれなかった子は一部拗ねるかもしれないから気を付けてね、ばーい」

京太郎「……とりあえず無難に咲にしとけば誤魔化せるか? 和とか選んだら本気にとられそうだしな」

彼が判断を誤ったことを知るのは、数日後のことである。そしてその日、壮絶な修羅場を体験したという


カン

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最終更新:2018年01月27日 21:02