穏乃「ひーかーりはーなちながら♪」
憧「ご機嫌ねぇシズ。 何かあった?」
穏乃「ふふーん、これから長野まで行って、和や京太郎と遊ぶんだ!」
憧「えっ、また? アンタ先週もその前の週もだったじゃない……大丈夫なの?」
穏乃「うーん、実はちょっと不安なんだ……シューズがそろそろヘタりそうでさ?」
憧「シューズの心配はしてない。私はシズのお小遣い状況の心配をしてるのよ……安くないでしょう長野まで」
穏乃「安くないって、何が?」
憧「何がって……交通費よ交通費。電車? バス? 何で行ってるのかは知らないけど……」
穏乃「あぁ、それならタダ……じゃあないか、途中で飲み物買ったりするし。」
憧「いや、そうじゃなくてねシズ……」
京太郎「おーい、穏乃ー」
穏乃「あ、京太郎! やっほー!」
憧「……はい? シズ、アンタさっき長野に行って遊ぶって……」
穏乃「そうそう、そのつもりだよ?」
京太郎「悪ぃ、軽く汗流したくってな? 迎えに来ちまった。」
憧「迎えにって、アンタがこっち来たって意味無い……ん? 軽く汗を流す……?」
穏乃「意味なくもないんだなー。 1人よりも、2人で走った方が楽しいんだよ?」
憧「2人で走る……京太郎、ちょっとゴメン」ペロッチョ
京太郎「何だよ急に……ってぅお! 何人のシャツ舐めてんだよっ?!」
憧(この汗の味と匂い……駅前やバスターミナルから走ってきたにしては濃い……)
憧「……アンタ達まさかっ!」
京太郎「悪いな憧、和も待たせてる事だし、そろそろ行くわ……そんじゃ走るぜ穏乃!」
穏乃「よぉし、京太郎がどれだけ速くなったか見てあげるよ! ……あ、今度はアコも一緒に行こう!」
――――
こうして、新子憧の友人二名は、奈良から長野へ向かって駆け出して行った。
その約1時間程後、和、穏乃、京太郎の3人が長野にてデカ盛りそばにチャレンジしている画像が、新子憧の携帯に送られてきたという……
カンッ
最終更新:2018年01月27日 21:02