京太郎「はぁ、ユキがうちの子だったらなぁ」
由暉子「なんですか、急に?」
京太郎「あ、聞こえてた?」
由暉子「耳元で言われて、聞こえてない方がおかしいでしょう」
京太郎「抱えて寝転ぶのにちょうどいいサイズのユキが悪い」
由暉子「人のせいにしないでください」
京太郎「うーん、手厳しいな」
由暉子「それで、なんですか?」
京太郎「いやさあ、今何時?」
由暉子「20時ちょっと前ですね」
京太郎「そろそろ門限だろ? 離れんのがなぁ」
由暉子「それは私も名残惜しいですけれど」
京太郎「だからさ、うちの子にならない?って」
由暉子「そうですね……じゃあ、後3年待ってください」
京太郎「3年かあ、長いなあ」
由暉子「待てますよね、王子様」
京太郎「勿論ですよ、お姫様」
由暉子「で、本音は?」
京太郎「ユキと寝てるのが幸せ過ぎて、送るのめんどくさい」
由暉子「全く、そうだと思いました」
カンッ
最終更新:2018年01月27日 21:00