• ある日の夜、とあるネットゲームにて


K太郎『……楽勝楽勝!やっぱパーティ組むと効率違いますね!』

素晴『そうですねぇ。戦術幅の拡大や、緊急時の即応体制の強化……改めて、実にすばらです!』

Sukoやん『K太郎君のサポートとか、SSSさんの射撃スキルとか、もう名人の領域だもんね』

SSS『いやいや、それを言うならせーらのパワープレイだ。あの前衛技能あればこそ、後衛の活躍があるだろう。』

せーら『おう!火力やったら俺に任せとけ!』

8『でも問題は連携より、メンバーの偏りなのですよー』

K太郎『素晴さんとせーらさんが前衛、俺とSukoやんとSSSさん、8ちゃんが後衛か。』

8『せめてもう1人前衛が居ないと、素晴とせーらの負担が大きいのですよ。』

SSS『しずもんがいると良いんだが、in率がここのところ下がっているからな……』

――TAKAがログインしました

素晴『TAKAさん来ました!すばらっ!実にすばらです!』

K太郎『古参アタッカーキタ━(゚∀゚)━!』

TAKA『古参は余計だK太郎ぉっ!!』

K太郎『サ-セン!』

せーら『これでバッチリやな。TAKA、今日の狩りなんやけどな……』


――――――――

  • 翌朝 清澄高校への通学路


京太郎「ふぁぁぁぁ……」

咲「おっきな欠伸……京ちゃん、寝不足?」

京太郎「おう、ちょっとな? ゲームやってたらテンション上がっちまって……今日のタコスの仕込み終わらせたら1時過ぎてたぜ。」

咲「熱中し過ぎだよ……」

京太郎「つってもよぉ……実は、今度の週末ゲーム仲間でオフ会やるって話になってな? こりゃあテンション上がるだろ!」

咲「オフ会?」

京太郎「そう、日時を決めて集まろうってさ。 ネットでしかお互い知らねぇし……もしかしたら、仲良くしてたプレイヤーが実は超可愛い子で、ロマンスな展開になったりとか……うへへ」

咲「京ちゃんは寧ろ、会ってがっかりされる側じゃないかな。」

京太郎「速攻で失礼なこと考え出す頭はここですかぁ?」グリグリグリ

咲「あ、痛っ……!京ちゃんやめっ、いたいいたい!」

京太郎「ったく……ま、どーせ野郎の集まりになるだろうから、気楽に行ってくるさ。」


咲(こういって、私の幼馴染は週末に出かけていきました。)

咲(そして、それがとても大きな騒動に発展するという事を、この時の私と、私の京ちゃんは知る由もなかったのでした……)


カンッ

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最終更新:2018年01月27日 20:55