京太郎「よ!」

咲「あ、おはよう京ちゃん」

京太郎「おう、おはよう。一緒に行こうぜ」

咲「うん」


京太郎「はー…彼女欲しい」

咲「またそれ?最近そればっかりだね」

京太郎「この年頃の男子は皆常に女の子のことで頭がいっぱいなのだよ!」

咲「へー(棒)」

京太郎「いや、実際? 彼女ができれば? 超頑張れる気がするんだけど?」

咲「ふーん?」

京太郎「一緒の大学に入るために勉強にも身が入るし、オシャレにも気を使うようになる、麻雀も強くなるし彼女もできる!最高だな!」

咲「彼女二人になっちゃったよ」


咲「でも実際ほとんど変わらないよ?恋人できても」

京太郎「そうかぁ? …ていうかその言い方だとお前に彼氏いるみたいじゃね?」

咲「………」

京太郎「…おい、まさか」

咲「………」

京太郎「マジか…え、いつから?いや、相手は?あー…えぇ…?」

咲「何か、ゴメンね?」

京太郎「いや、全然謝ることじゃねーから…で、相手誰よ?」

咲「A組の○○君…夏休み明けに図書館で声かけられて…本の趣味とかが似てて意気投合して…それで」

京太郎「(○○…名前だけなら聞いたことあるかも…A組とは体育一緒なはずなんだが、目立つタイプではなさそうだな)」

京太郎「ま、まぁ良かったじゃん?お前人見知りだからアラサーになっても独りかもとか心配してたんだよな」

咲「もう!なにそれ!」

京太郎「ていうかそれならこの状況ってマズくね?」

咲「え、何が?」

京太郎「いやいや…彼氏持ちが他の男と登校とか普通に考えてマズイだろ」

咲「あー…そっか…そうだよね」

京太郎「てことで俺先に行くわ、また教室でな!」タッ

咲「あ、うん! ホントごめんねー!」

京太郎「だから謝ることじゃねーって」タッ タッ 


京太郎「………」タッ タッ タッ


京太郎「………ッ!」 ダッ!

――――――――


京太郎「――と、いう夢を見まして」

久「それで慌てて告白した、と …他の生徒も沢山いる登校中に」

咲「うぅ…思い出しても恥ずかしい………………えへへ///」

まこ「学校中その話題で持ちきりだったのう」

和「清澄で一番有名なカップルになってしまいましたね」

優希「…なんか納得いかないじょ」

久「そうよねぇ…もしも夢に出てきたのが私だったらどうなっていたのかしら?」

京太郎「うーん、どうなんでしょ?実際なってみないことには…」

咲「ちょっと京ちゃん!?」




まこ「しかしまた何でそんな夢見たんかの?」

京太郎「…昨日知人に無理矢理NTR漫画読まされまして、まぁ十中八九それが原因かなぁと…とりあえず元凶はボコっときました」

咲「(元凶?知人? もしかして…)」


―――――――


誠「クックッ……やっぱり京咲がナンバーワン!……痛てて」ボロッ…


カンッ!

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最終更新:2017年10月13日 00:17