• 4月1日 放課後部室にて-

優希「んーのどちゃんと咲ちゃん遅いじぇー」

京太郎「本当だな…あ、そういえば」

京太郎「皆に報告しなければいけないことが…」

久「んん?なになに?」

まこ「なんじゃ?」

優希「なんだじぇ?」

京太郎「実は俺…和と付き合い始めたんです」

久「ええ!?」

優希「だじぇっ!?」

まこ「おおそうなんか!おめでとう」

京太郎「昨日部活の後に一緒にデートしたんですよ。いやー楽しかったです」

優希(そ、そんな…のどちゃんが…私の恋を応援してくれるんじゃなかったのか…)

まこ「ん?和は確か昨日は委員の仕事があったはずじゃが…」ボソボソ

久(…なるほどね。須賀君らしい嘘ね)ホッ

まこ「久、何ホッとしとるんじゃ?」ボソボソ

久「い、いやホッとなんてしてないわよ!///」ボソボソ

優希「そうなのか京太郎!おめでとうだじぇ!」バタンッ!

まこ「お、おい優希!」

京太郎「優希の奴どうしたんですかね?」

久「たちの悪い嘘ね」

京太郎「やっぱバレましたか…」

久「須賀君…嘘はいいけどね、相手を傷つけない嘘を言わないと」

京太郎「俺が和と付き合ったら優希にとって何かまずいことが…?」

京太郎「そっか、親友が俺と付き合ったって知ったら複雑な気持ちだよな…」

まこ(どちらかといえば逆だと思うんじゃが)

久「ちゃんとあとで謝っとくのよ(鈍感で助かったわ…)」

京太郎「す、すいません…」

京太郎「今からきちんと優希にも謝ります。これは嘘じゃありません」タッタッタッ…

久「行ったわね…」

まこ「ところで久、何が助かったんじゃ?」

久「ちょっとまこ!心読むのやめなさいよ!」



優希「そんな…ことって…」タッタッタッ…

優希「あっ!のどちゃん!」

和「どうしたんですかゆーき、そんなに大声を出して」

優希「のどちゃんが…京太郎と付き合ってるってのは本当なのか…?」

和「ええっ!?」

優希「京太郎がそういってたじぇ…」グスン

和「何を聞いたのかは知りませんが、私は須賀君と付き合ってないですよ」

優希「え?」

和「きっと須賀君嘘をついたんだと思います」

優希「なんでそんな嘘を…あっ!」

和「今日はエイプリルフールですからね」

優希「な、なんだ…そうだったんだじぇ…」

優希「ごめんなのどちゃん、大声で怒鳴って…」

和「いえ気にしないでください…あ、須賀君がいますよ」

京太郎「優希ーーー!!」タッタッタッ…

優希「じぇ!?」

京太郎「優希すまん!和とは付き合ってはないんだ!」

京太郎「何か嘘を付こうと思ったんだが、結果的にお前を傷つけるような嘘になってしまった」

京太郎「ごめんな…」

優希「京太郎…もういいんだじぇ!」

優希(え…というか私を傷つけるような嘘ってばれたじぇ!?ってことは…)

優希「きょ、京太郎…まさか私の気持ちに気付いて…」

京太郎「ああ、親友が俺とくっつくなんて考えたくもないよな。悪かったよ」

優希「…」

和「…」

京太郎「ん…?なんか変な事俺言ったか?」

優希(なんか複雑な気分だじぇ)

和「須賀君本当にあなたは反省してください」

京太郎「本当にすまん…」

和(ただもし…私が須賀君の口から「優希と付き合うことになった」と聞けば…私もきっと…)

優希「のどちゃん…?大丈夫かだじぇ…?」

和「!は、はい!大丈夫ですよ」

和(親友の恋を応援せずに、私はなんてことを考えてたんでしょう…)

京太郎「じゃあ部室行くぞ!」

優希「おう!」

和「はい」



久「…さてあとは咲だけね」

和「咲さんもそろそろ来るころだと思いますよ」

咲「すいません遅れました!お疲れ様です」

まこ「噂をすればなんとやらじゃな」

久「じゃあ部活を始めましょうか」

久「そうね…最初は」

咲「あ、私遅れたので最初は抜けますよ」

京太郎「俺も飲み物用意するんで打っててください」

優希「そんな、悪いじぇ」ストン

まこ「といいつつ、卓についとるのお」

久「わかったわ。じゃあとりあえずこの4人で打ちましょう」

和「はい」




~対局中~

咲「あっ京ちゃん!今日も部活終わったらデート行こうね!」

四人「!?」

京太郎「ああ、そうだな」

咲「せっかく付き合い始めたんだもん。たくさんデートしようね///」

京太郎「なんか照れるな…///」

久・優希「「ちょっと待ちなさいよおおお(待つじぇえええ)!!!」」

咲「あっ…す、すいませんプライベートな話をしちゃって」

久「わかればいいのよ…って違う!」

優希「咲ちゃん!?京太郎と付き合い始めてるってどういうことだじぇ!?」

咲「言葉通りの意味だよ優希ちゃん。こないだから京ちゃんと付き合うことになったんだ」

優希「そ、そんな…ことって…」

和「優希、4月1日ですよ」

優希「あっ!!な、なんだ…エイプリルフールだったじぇ」

優希「咲ちゃん~嘘はだめだじぇ?」

久「まあ私は気づいていたけどね」

まこ(おんしさっき優希と一緒に叫んでたじゃろうが)

咲「あのすいませんが嘘じゃなくて本当ですよ」

和「咲さん皆気付いていますよ、今日がエイプリルフールということに」

咲「和ちゃん知らないの?エイプリルフールで嘘がつけるのは午前中だけだよ!」

和「ええ!?」

優希「ということは…」

久「つまり…」

京太郎「まあその…はい。咲と俺付き合ってます。本当です」

咲「京ちゃん私今幸せだよ」

三人「………」

まこ(空気が重すぎるのお…)

カンッ

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最終更新:2017年10月13日 00:16