• 白糸台高校 家庭科室

照「…………」

京太郎「あの、宮永先輩……いつまで後ろで見てるんです?」

照「昔みたいに、照お姉ちゃんって呼んでいい。」

京太郎「呼んでませんからね? 昔呼びだったら照ちゃんになりますからね?」

照「だからそれでいい。」

京太郎「んな事言ったら刺されますから俺! ここに居るだけでも刺すことを入れることをすることに触れることは出来ませんって具合に視線が痛いのに……」

照「京ちゃんの言葉が良く分からない……」

京太郎「とにかく、宮永先輩の誕生日ケーキはもうちょいで出来ますから……取り敢えず今は勘弁して下さい……」

照「わかった。それじゃあ部室に戻るけど……ケーキ、楽しみにしてる。」

京太郎「出来上がったら部室の方に運びますんで、渋谷先輩にお茶の用意お願いしますって伝えといて下さいねー?」

――――――――

  • 数十分後 校外

菫『で、照を独りで部室まで戻らせた訳か。』

京太郎「家庭科室から部室までで迷子になるとか想定出来ませんって!?」

菫『だろうな……とにかくこちらに来たら連絡する。 済まないがそちらも捜索を頼む。』

京太郎「了解です。」ピッ

京太郎「あの人の迷子癖にも困ったもんだぜ…………あ、居た。 おーい!」

照「…………京ちゃん?」

京太郎「探しましたよ宮永先輩……何であの短距離で迷子になるんっすか……」

照「……頑張ってくれてる京ちゃんに差し入れしようと思って、コンビニまで行こうとしたんだけど……道が迷った。」

京太郎「道に迷った、ですからね? 何はともあれ、まず戻りましょう。 皆、宮永先輩の事心配してますよ?」

照「京ちゃん。」

京太郎「何ですか?」

照「今ここなら、誰にも聞かれてない。」

京太郎「…………」

照「…………」ジィ-

京太郎「……て、照ちゃん……!」

照「何、京ちゃん?」

京太郎「……っ/// い、いいからホラ帰りますよ! 自分の誕生日に何で迷子になっちゃうんだかなぁこの人はっ……!」

照「……うん、一緒に行こう。」


この後、主賓を迎えた麻雀部にて無事に宮永照の誕生日パーティーが開かれ、京太郎も一緒にお祝いしましたとさ。


カンッ

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最終更新:2017年10月12日 23:17