健夜「京太郎君、何見てるの?」
京太郎「あ、健夜さん……いや、健夜さん今度新作ゲームのイメージキャラクターに選ばれたじゃないですか? そのお仕事についてちょっと。」
健夜「あー、何だかあれよあれよと決まっちゃったアレね? ……実はゲームとか全然分からないんだけど……」
京太郎「結構人気のシリーズですよ? 俺もよくやってましたし……こんなのです。」
健夜「なになに……」
Arothir Souls
女子力を捧げよ
Arothir Souls2
婚期を焚べよ
Arothir Souls3
喪女たちに玉座無し
健夜「大きなお世話だよっ!?」
京太郎「何なんすかね? この特定層を狙い済ましたかのようなキャッチコピー」
健夜「……京太郎君もそう思うんだ?」ゴゴゴゴゴ……
京太郎「いや違いますって! キャッチコピーが狙い撃ち過ぎてるっていうか……あ、知り合いから胡麻餅貰ったんですけど、食べます?」
健夜「あ、うん食べたい……お仕事はもうちょっと選んで欲しいなぁマネージャーさん。」
京太郎「このご時世、仕事はなかなか選んでらんないっすねぇ……」
健夜「お仕事の分だけ、素敵な出会いでもあったら見返せるんだけど……あーぁ、京太郎君に貰ってもらえたらなぁ……」
京太郎「健夜さんさえよければ、俺は全然OKなんですけどねぇ……」
健夜「えっ?」
京太郎「えっ?」
数ヶ月後、多くの人から呪わr祝われて、小鍛治健夜と須賀京太郎は結婚する事となった。
健夜「ゆ、夢じゃないよね?」
京太郎「夢でも現実にしてみせますよ! 絶対離しませんから!」
後に、アラサー女流雀士を中心に喪女の証であるアラサーサインが現れ、やがてイケてる男子を食い漁る亡者と化す事件が起こるのだが、それはまた別のお話。
カンッ
最終更新:2017年10月12日 23:17