京太郎(……すげー雨だな)

京太郎(さっきまで雷も結構鳴ってたし)

京太郎「まあ、寝よ寝よ……」

春「うん……」ゴソゴソ

京太郎「……うわっ! 何で滝見がここにいるんだ!」

春「しっ……さっき霞が歩いてた」


霞「――須賀君? なにかあったの?」

春「…………」

京太郎「な、なんでも無いです」

霞「……………………そう」

霞「男の子って大変ね?」

京太郎「ひ、ひどい誤解を持たれた気がする」

霞「手伝えれば手伝うけど……まあ、お休みなさいね」

京太郎「お、お休みなさい」


京太郎「……で、何で人の部屋に来てるんだ」

春「夜這い……」

京太郎「あほ、早く戻れ」ペチン

春「……やだ」ギュッ


京太郎「……ひょっとして、雷が怖いのか?」

春「…………」コクリ

京太郎「それこそ石戸さんと一緒に寝ろよ」

春「……ここが一番怖くない」

京太郎「いやいや、例えば神代さんと一緒に寝てれば雷とか弾き返してくれるよ」

春「……ここがいい」

京太郎「……ここが一番危ないぞ」

春「? なんで?」

京太郎「そりゃ……その……男の俺と二人っきりなんだぞ?」

春「えっちしたいの?」

京太郎「し、しねーよっ」

春「してもいいよ?」

春「夜這いだし……私も京太郎としたい」

京太郎「ば……じ、自分の身体は大事にしろ」

春「ん……じゃあ、一緒に寝るだけにする」

京太郎「……じゃあ、せめて背中合わせで寝よう」

春「わかった……おやすみ」




春「…………」

京太郎「…………」

京太郎(もう、三時間ぐらい経ったよな)

京太郎(……ね、寝てるんだよな?)

春「ん……」ダキツキ

京太郎(背中におもちがっ!)

京太郎(こいつ浴衣しか着てないから体の感触がほとんど直に……!)

春「……すき……きょうたろう、すき……」ギュッ

京太郎(馬鹿ッ! 馬鹿ッ! 寝れるかッ、こんな状況で寝れるかッ……!)




小蒔「ふぁ……おはようございます……」

初美「おはようですよー」

小蒔「はれ……? なんで、春ちゃんと須賀さんは正座して霞ちゃんに怒られてるんですか?」

初美「男女七歳にして席を同じうせず、ということですよー?」

小蒔「??」