久「ねえまこ、チョコの作り方を教えてくれない?」
まこ「構わんが、なんじゃ急に」
久「いやその、和や咲とか上手そうだし、負けたくないっていうか」
毛先を指でくるくると回しいつになく口ごもる姿に、染谷まこはニヤニヤと笑う
まこ「そういえばそろそろバレンタインか。ふーん、ほー、喜ばれるといいのぉ」
久「べ、別に私は、須賀くんを喜ばせたいわけじゃ」
まこ「わしは京太郎とは一言もいっとらんが?」
久「ぐっ」
まこ「まあからかいすぎてもなんじゃしな、今日家で教えちゃるわ」
久「……恩に着るわ」
後日、手に火傷をした生徒儀会長がそっぽを向くようにして後輩にお菓子の入った包みを渡したとかなんとか
それに対する返事がどうだったかは、久は顔を赤くして頑なに語ろうとしなかったとかなんとか
カン
最終更新:2017年10月12日 21:35