「あ、お止めください……」

 甘く切ない調べを伴う制止の言葉。

「まったくご主人様に逆らうなんて悪い子だな」

「あ、あぅ、あぁ……」

 メイドに命じられるまま従う主などいるだろうか、従者を傅せるからこそ主人なのである。

「本当に悪い子だよ」

「あっ、やめぇっ、あ、あ、あ……」

 背後から抱き締めるように少年の腕は伸び、服の中へと押し入りまさぐる。
 少女の豊かな胸に手が沈み込み形を変え、二つのおもちの先端はぷっくらと膨らんでしまう。

「ひゃっ、あ、そこは敏感なんですっ…京太郎くん、ダメぇ……」

「ダメじゃないだろう和」

 京太郎の指先が和のおもちの膨らみを押し潰すように、そして円を描くように、刺激を次々と与えていく。その度に和の息はより乱れ、顔は朱色に染まっていく。
 ダメ、やめてとメイド服を着た和は幾度も漏らす。しかし、声とは裏腹に和の体は正直だ。
 柔らかく、暖かく、男の理想を体現する彼女を前にして中途半端に止めることなど出来ない。ましてや彼はおもち信徒なのだから。

「和は嘘つきの悪い子だな」

 胸だけで十分に感じてしまっている和はされるがまま抵抗することなく体を持ち上げられると麻雀卓の上に座らされた。
 少し乱れた着衣、赤い顔、とろんとした表情。

「ご主人様ぁ、卓の上に乗るなんていけないことなんです」

「そうだな、和はいけない子だよ。だから、"お仕置き"しなきゃ」

 お仕置きという言葉に和はとくんっと胸が跳ね興奮する。彼女はエッチなお仕置きをご主人様から与えられることを期待する悪いメイドである。
 服のボタンが一つ一つ外され、露になったレースの多いブラジャー、封ぜられているおもちの質量はとても大きい。
 慣れた手つきで京太郎がフロントホックを外せば、たっぷんっと音が聞こえるようにおもちが重力に引かれる。

「やっぱりいつ見ても壮観だよ」

「お気に召しませんか?」

「最高に決まっているだろう」

 パシャっと音がする。
 淫らなメイドの浅ましい姿を記録するシャッター音が幾つも鳴った。その度に和の興奮は高まり続ける。
 もしも、画像を彼が友人に見せてしまったらどうしよう。
 もしも、スマートフォンにウィルスが感染しエッチな記録が流出したらどうしよう。
 そんなもしもを想像し、和は性的な熱に浮かされていく。淫靡な艶姿に京太郎は堪らなくなり、彼女に被さった。

「あっ、んっぅぅぅ、あ、あ、ああ……」

 ちゅぱちゅぱと水気の音が部屋に響くのは京太郎が口でおもちを吸っているからだ。稚児がするように求められる行為に和は満たされる。
 性的、母性本能、雌の悦びから自然と京太郎を包み込むように彼の背や頭部に手が伸び、受け入れる。
 必要とされ、求められ、感じる愛にこみ上げる喜び。和はさらに先を知っている。もう、欲しくてたまらない。

「京太郎くん、もうダメです。お願い、もう入れて下さい」

 京太郎の体を強く押し離し、そう懇願した。

「和」

 上目遣いに、迎えるように手を開き、足を広げる。主を誘惑する悪いメイドにはお仕置きが必要だ。
 カチャカチャとベルトが外され、大きな杵はゆっくりと濡れた臼に沈んでいき、おもちは捏ねられ、臼と杵は突き合い、そして--

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和「はあ、自動卓がベタベタですね」

京太郎「まあ、染みが少しは残るかもしれないけど大丈夫だろう」

和「少しは反省してくださいよ」

京太郎「和もノリノリだったよな」

和「ううっ、誕生日だからメイドプレイがしたいって言ったのは京太郎くんじゃないですか」

京太郎「おう、だけど俺以上に興奮してたよな?」

和「…………」

京太郎「またコスプレエッチしような」

和「……はい。今度はどんな服を着ましょうか?」

京太郎「う~ん、狼の獣っ子とか? もちろん尻尾付きの」

和「尻尾……アナルプラグ……アナルプレイがしたいんですか?」

京太郎「え?」

和「し、仕方ありませんね。京太郎くんがどうしてもって言うなら頑張ります。全く、お尻でもやりたいなんて京太郎くんは変態です」

京太郎「お、おう……(和がしてみたいんだな)」

和「誕生日にお願いされたら、断れないじゃないですか。本当に酷い人です」

京太郎「(素直じゃないな、だけど、だからこそ……)和は可愛いな」


カンッ!

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最終更新:2017年10月12日 21:29