『迫り来る怒涛の……』


咏「おつかれ~」

京太郎「お疲れ様です」

咏「いやー悪いね、マネージャーみたいなことさせちゃって」

京太郎「いえいえ。いつもお世話になってるのに比べたら全然ですよ」

咏「それにしても健夜さんにはやりさんも大人げなかったよな~」

京太郎「ああ~新人アイドルが白目剥いて泡吹いてましたからね」

咏「ちょっと年齢のこと触れただけであれだからなー」

京太郎「顔もスタイルも悪くないんですけどね……」

咏「あれさえなきゃ貰い手はいくらでもいるだろーになぁ。私は早く見つかって良かったよ」

京太郎「籍入れるのはまだ先になりそうですけどね」

咏「私としては誰かに盗られる前に早く入れたいけどこればっかりはな~」

京太郎「心配しなくても何処にも行きませんよ」

咏「ちゃんと最後まで守ってくれよ?騎士さま!」

京太郎「仰せのままに!」

咏「しっかし、二人共昔はふつーにいい人だったんだけどねぃ」

京太郎「時は人を変えてしまうんですね」

咏「まさに、『迫り来る怒涛の婚期』って感じだねぃ」

咏「アッハッハッハッハッ!」ガシッ

咏「……はっ?」クルッ

健夜「」ニコニコ

はやり「」ニコニコ

咏「」ダラダラ

健夜「咏ちゃん。私、歳のせいか最近耳が遠いんだよねー...。もう1度言って貰えるかな?」ニコッ

はやり「チビジャリが調子に乗ってんじゃねーぞ★」

咏「き、京ちゃん……助けて……」

京太郎「ほ、骨は拾っておきます……」ガタガタ

咏「おい!さっきの言葉は何だったんだよ!」

健夜「さ、騎士様のお許しも出たことだし行こうか?」ズルズル

はやり「今夜は寝かせないぞ★」ズルズル

咏「い、嫌だぁぁぁあ!!!」


壁に耳あり障子に目あり

年増の耳は地獄耳

その一言も逃さない

ほら、あなたの後ろにも……


カンッ!