和「……」ムゥ

京太郎(あれ、和……?)

和「……」ハァ

何やら店の中を覗き込んで溜め息をついている。

京太郎(んん……声をかけるとしたら『こんな所で奇遇だなー』とかか?……なんかわざとらしいな)

そもそも別に、プライベートで偶然出会ったからといって声をかける理由など無い。

京太郎(けど、何か困ってそうな奴を見過ごすのもな……ちょっと近くで見てみるか)ソローリ


和「エトペン……」ハァ

京太郎(……ああ、ぬいぐるみを見てたのか)

しかし、何故わざわざ店外から……

和「あぁ……あの時、服を我慢していれば……」

京太郎(……なるほど。欲しいぬいぐるみが有るけど、手持ちが足りないと)

この場合、のこのこ出ていって「買ってやる」などと言っても和は納得しないだろう。
丁重にお断りされるのがオチだ。

京太郎(かといって、ほっとけないよな……。
このままゲーセン行って金溶かすより、和のためにぬいぐるみ買ってプレゼントした方が
よっぽど自分の欲求満たせるってもんだ)