それは、ゆく年くる年でカウントダウンなイベントが終わった直後の須賀君宅での出来事……


咲「あけましおめでとう、京ちゃん」

京太郎「おう、今年もよろしくな、咲……でも、俺ん家で年越しなんて良かったのか?」

咲「うん、お父さんも行ってこいって言ってたし……それより京ちゃん」

京太郎「おう、どした?」

咲「これ、どういう状況……?」


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『『あけましておめでとう!』』


久「いやぁ、去年は色々あったわねぇ……」

和「そうですね。まさか実写化するとは思いませんでした……」

優希「京太郎は残念だったがな? ドラマでも京太郎のタコスを食いたかったじぇ……」

まこ「尺の都合じゃあのう……久は土壇場で色々疑惑が解けたのぅ?」

久「そうね、もう鬼畜部長なんて呼ばせないわ。」


洋榎「せやなぁ、ホンマに色々あった……京ちゃんが姫松におったり、宮永と入れ替わったり」

ネリー「京太郎が私と一緒に飛翔してくれたり」

淡「京太郎をトランクに詰めてみたり」

明華「京太郎と私に中学生時代の思い出があったり」

穏乃「私と思いっきり運動したりしたよね、京太郎!」

健夜「私達のお婿さんになってくれたよね、京太郎君?」

咏「身体貪っただけな気もするけどねぃ? 知らんけど」


久「……後半ちょっと待ってくれないかしら?」


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咲「京ちゃん、顔広いんだね?」

京太郎「顔広いってレベルじゃねぇよ! なにこれどうなってんの!? 何で俺ん家溜まり場にされてんだよ?!」

咲「わ、私に聞かれても……」


ネリー「京太郎! お年玉ちょーだい! 高校生は一万円が相場だよ?」

京太郎「俺も高校生だってぇの! ……あのnelさんがこんなキャラだったとは……」

ネリー「ネリーは京太郎のこと分かってたけどね?」

京太郎「……ネト麻越しに?」

明華「私は、京太郎を見付けた夏の日を忘れてませんから。」

京太郎「いや、あれは本当に助けられました……というか、2人とも良いんですかこんな所にいても……」

ネリー「折角だし、日本で新年もいいかなって。 お年玉あるし」

明華「私はどちらでも良かったのですが……京太郎はフランスに来てくれますか?」

京太郎「すんませんパスポート持ってないっす……」


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穏乃「京太郎、外で雪合戦しよう! あの時の勝負の続きだよ!」

京太郎「たかか……じゃなかったシズか。 今は夜中だからな? 日付変わったばっかだからな?」

穏乃「じゃあ雪夜戦だ!」

京太郎「わぁい話通じねぇ!」

和「そこまでです穏乃、須賀君から離れるか、大人しく室内で遊んでて下さい」

穏乃「えー、京太郎となら思いっきり運動出来るのにぃ」

和「ダメです。2人は基本的に接近禁止です」

穏乃「もぅ何だよ和のケチー!」

京太郎「いや和、今ダメだってだけで後でなら……」

和「須賀君も穏乃を甘やかさないで下さい! これはみんなの為でもあるんですからね?」

京太郎「ど、どうしたんだ和のやつ……」


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淡「キョータロー!せっかく淡ちゃんがわざわざ来てあげたんだから、もっと構えー!」

誠子「駄々こねて宮永先輩の里帰りに付いてきただけだろう大星は……本当に、迷惑かけてばっかりでゴメンな須賀君?」

京太郎「いや、大丈夫ですけど……亦野さんも苦労人っすね?」

誠子「い、いや、まぁ先輩としてな?うん! そうだ以前のお詫びも兼ねて釣り行こうか?いい場所リサーチしてあるから!」

京太郎「何かさっきも似たような話が……今は夜中ですよ?」

誠子「大丈夫、夜釣りが出来るポイントだから!」

誠子(そして2人夜釣りで冷めきった身体を滾らせて、それから、それからっ……!)

京太郎「うわぁいデジャヴ! しかも何か言い知れない悪寒が……」

尭深(京太郎君……いい熟れ具合……でも、収穫はまだ先……今日は、カメラの設置と衣服の収穫に専念しよう)

照「京ちゃん、モテ期到来だね……?」

京太郎「だんだん収拾つかなくなって来てますけどねっ……そうだ、菫さんならきっと……!」


菫「はははコイツぅ、体は大きいクセに随分と甘えん坊じゃないかぁ……よしよし、お姉さんがたくさん遊んでやるからなぁ? 温水プールがいいか? こんな事もあろうかと、水着の用意もしてあるぞ」

カピー「キュイキュイ!」


照「……残念。ああなった菫は簡単には帰ってこない……」

京太郎「知ってた。カピーの魔性は人をダメにするって知ってた……」


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郁乃「須賀君先生にお酌してくれんかな?」

京太郎「教師が他校の生徒の家で酒飲んでるって、よく考えなくても異常事態の気がするんっすけど……」

郁乃「何でや? 須賀君は姫松の生徒やろ?」

京太郎「ダメだこの人完全に酔っ払ってやがる……」

洋榎「あかんで京ちゃん、この人まともに相手したら……痛い目みるどころか人生ダメになんで。」

郁乃「そんなことないで……須賀君の事ならちゃあんと見とったるよ? ……人間の奥の奥まで、じぃっくり……」

洋榎「アカン空気丸出しやんけ! ちったァ隠しとかんかい!」

郁乃「あん、須賀君助けて~先生苛められとる」

京太郎「普通逆だよなぁ……取り敢えず愛宕さんもそれくらいで……」

洋榎「京ちゃん、情けは人の為にならんで? 特にこの人の場合はな?」


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咲「おかえり京ちゃん」

京太郎「家の中にいる筈が、軽く親戚回りしたみたいだったぞ……」

久「お疲れ様ね須賀君、少し休んだ方がいいわよ? 私もちょっと横になりたかったし……添い寝、お願いしちゃおうかしら?」

京太郎「へっ……?」

ネリー「添い寝ならネリーがするからいいよ。一時間4000円で」

京太郎「いかがわしい商売みたいになってんぞオイぃぃ!?」

誠子「私なら別にタダでも」

尭深「誠子ちゃん、それ以上いけない」


咏「未成年の不純異性交遊とは、大人としちゃあ見過ごせないねぃ…… 少年、こっちに来てた方が良いんじゃないかい?」

健夜「そうだね。 咏ちゃんに任せていいかは疑問だけど、まだ責任も持てない学生の内に、そういうのは良くないと思う……須賀君、遠慮なくこっちに来ていいからね?」

淡「ふーん…… 彼氏無し=年齢確定したアラサー2人で焦ってるのー?」

誠子「ちょっ! 大星お前っ!?」

穏乃「赤土先生もそうなんだよねー……そういえば、小鍛治プロは赤土先生より年上で、彼氏居なかったんですか?」

和「穏乃、貴女という子は……」

健夜「咏ちゃん……ちょっとお話しなきゃいけない子がいるみたいだよ……?」

咏「よくわっかんねーけど、どうやらそうみたいだねぃ……少年と1発遊ぶ前に、肩慣らしと行こうか?」


照「……京ちゃん、いないみたいだけど……」

『……えっ?』

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咲「……良かったの京ちゃん、黙って出てきちゃって?」

京太郎「いーんだよ。あのまま騒ぎになったら、俺じゃあどうしようもできねぇし……」

咲「そっか……それで、どこ行こうとしてるの?」

京太郎「初詣。時間空けて帰りゃ、ちったァ落ち着いてるだろ?」

咲「酷くなってるかも……」

京太郎「怖い事言うんじゃねぇよ!」

咲「ふふふっ……改めまして、今年もよろしくお願いします、京ちゃん」

京太郎「おう、こっちこそよろしくな、咲!」

こうして、近所迷惑寸前の須賀君宅を尻目に、2人は初詣に向かいましたとさ。

カンッ……

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その後の須賀君宅にて……


健夜「もう終わり?」

咏「最近のIH選手は活きがいいと思ってたけど……まだまだって所かねぃ」


久「流石はトッププロ……手も足も出ないとはこの事ねっ……」

ネリー「波を最高に調整しても歯が立たない……!」

洋榎「まだや、まだ終わらんで……こうなったら、宮永ホーンにみんなのパワーを集めて、チャンピオンをスーパーJk雀士にするんや!」

穏乃「その手があったっ……! お願いします宮永さん!」

照「いや、そんな設定無い……」

淡「諦めたらそこで終了だよテルー!」

誠子「頑張って下さい!」

優希「チャンピオンの意地を見せる時だじょ!」

菫「ほーらカピー、撫で撫でしてやろうー」

カピー「キュッキュ-!」

尭深(京太郎君のTシャツ(洗濯前)……プライスレス……)

郁乃「みんな頑張ってな応援してるで…………漁夫の利は貰ったるからなぁ……?」


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京太郎(凄い悪寒がするっ……!)

咲「京ちゃん?」

京太郎「……なぁ咲、初詣終わったらお前ん家行こう、な?」

咲「変な京ちゃん……まあいいけど」

咲(予想通りだしね……「勝者」はこの宮永咲ッ!!依然変わりなくッ!)


もいっこカンッ!