淡「さむい!」

京太郎「そりゃ外だからな…うぉぉ、寒…」

淡「んもー!こんな寒い時に初日の出見に行くなんて馬鹿じゃないの!」

京太郎「いや、さも俺が言い出したみたいにしてるけど見たいって言ったのお前だからね?俺は家で過ごしたいって言ったからね?」

淡「ここまで寒いとは思ってなかったもん!もー、さむーい!お家帰りたーい!」

京太郎「まぁまぁ、何だかんだ言いながら高台まで来たんだし見ていこうぜ。ほら、こういう時の為に温かいコーヒー水筒に淹れてきたから」

淡「…甘いの?」

京太郎「おー。あまあまだぞ」

淡「うー…飲む…」

京太郎「ほいほい」コポポポ…

淡「準備遅かったのそれ用意してたんだね…」

京太郎「まーな。待っててよかったろ?」

淡「…うん」

京太郎「っと、ほれ。コップ熱いから気を付けてな」

淡「ありがと…あちちっ」

京太郎「火傷するなよー」

淡「わかってるってばー…ふー、ふー…ずびび…はふぅ…」

京太郎「はぁ…」

淡「あったかーい…あまーい…」

京太郎「寒いときはこれだなぁ…」

淡「うん…日の出まだかなぁ」

京太郎「余裕もって出たしなぁ…もうちょっとじゃね?」

淡「そっかぁ…」

京太郎「そーいや、何で急に初日の出見たいなんて言い出したんだ?」

淡「なんでって?」

京太郎「や、お前ってこういうのめんどくさがるかと思ってたしさぁ…初詣とかも行ったことないんじゃなかったか?」

淡「んー…そう言われると…」

京太郎「言われると?」

淡「…なんでだろ?」

京太郎「えぇ…」

淡「だってー、急に見に行きたいなーって思ったんだし。理由とか無いんじゃないの?」

京太郎「そうかぁ?」

淡「そーだよ、多分。…あ、でも」

京太郎「?」

淡「キョータローと一緒にいるようになってからかな、色々楽しくなったのって」

京太郎「…ほーん」

淡「ねね、京太郎。手ぇ繋ご、手」

京太郎「お?おう…」ギュッ

淡「えへー…」にぎにぎ

京太郎「…」ポリポリ

淡「…あ!向こうの方明るくなってきた!」

京太郎「…おぉ、マジだ。うっすら明るいなぁ」

淡「…きれーだね」

京太郎「…だな」

淡「ね、ね」

京太郎「ん?」

淡「また来年、見に来ようね」

京太郎「そうだな…寒くなけりゃな」

淡「えー、今年だって寒いじゃーん!」

京太郎「だってお前寒い寒いうるさいんだもんよ」

淡「寒いものは寒いから仕方ないのー!ええい、こうしてやるー!」ズボッ

京太郎「つめった!?おま、手ぇ服ん中突っ込むなや!」

淡「あはは、キョータローの身体あったかーい!」

京太郎「ぬあああ!淡の手ちべたいいいいい!」

おちなしカンッ