《その瞬間、恋をした》


京太郎「んー部活どうすっかなぁ……」

京太郎(別にまた運動部でもいいんだけど、清澄にハンドねぇしなぁ)

京太郎(文化部の部室のほうに来たけど特に目ぼしいのは……)

京太郎(ん?あれって……原村か。たしかなんかでめっちゃ強いって聞いた)

京太郎(そんなことどうでもいいけどめちゃくちゃ可愛いんだよなぁ。胸大きいし)

 オハヨーゴザイマス

京太郎(今原村が入っていった部屋って……麻雀部か)

京太郎(麻雀な……打ち方知らねぇしなぁ……まぁ今回はいいや)


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京太郎(結局戻ってきちまった……一回覗くぐらいならいいか)

 ガラッ

和「ツモ、18000」


その時一陣の風が吹き抜けた。
その瞬間、俺の目には彼女しか映っていなかった。
凛とした彼女にはそれほどの魅力があった。


久「ん?誰?」


誰かに話しかけられたが気にする余裕がなかった。
彼女が麻雀を打っていた雀卓へと近づく。
そして彼女の倒した牌を見て二度目の風。
麻雀のことについて詳しくない俺でもはっきりとわかるぐらい綺麗に揃った14個の牌。
その時ははわからなかったが、きっとその瞬間、彼女の美しさと綺麗なあがり方に―――


京太郎「……入部してもいいですか?」


―――恋をした。


カン!