京太郎が大生院女子の監督だったら&戒能良子より年上だったらという設定で一つ


麻雀部部長「カントクー」

京太郎「ん? どうした? 麻雀でわからないところがあるのか? 何でも聞いてくれ!」

麻雀部部長「いや、監督はヘッタクソなんでそういうのはいいです」

京太郎「じゃあ勉強か?」

麻雀部部長「違います。ちょっと備品の買い出しに車を出していただけませんか?」

京太郎「買うものなんてあったっけ?」

麻雀部部長「あったんですよ。放課後、職員用の駐車場で待ってますねー」スタスタ

京太郎「まだ良いとも悪いとも言ってな……ま、いっか」




麻雀部部長「放課後です」

京太郎「誰に対して言ってるんだ……って戒能も来るのか?」

良子「ええ、私もお手伝いします」

麻雀部部員「部長ーちょっといいですかー?」ボウヨミ

麻雀部部長「えーなにかあったー?」ボウヨミ

麻雀部部員「生徒会長が呼んでましたので、生徒会室まで行きましょー」ボウヨミ

麻雀部部長「わあ、それは行かざるを得ないねー」ボウヨミ

麻雀部部長「……というわけで監督と戒能ちゃんだけでお願いします」

京太郎「おい」

麻雀部部員「がんばれヨッシー! 歳の差なんて吹きとばせ!」グッ

良子「ええ……監督を骨抜きにしてきます」グッ

京太郎「おい、露骨すぎるぞ」






京太郎「…………」

良子「あ、スーパーにも寄ってくださいね」

京太郎「はいはい」

良子「……私と二人っきりはイヤですか?」

京太郎「いや、そうじゃないけど……」

良子「長野まで来て『キミは最高だ! キミがほしい!』と熱い告白をしてくれたのに……」

京太郎「言ってねえええええええ!」


京太郎「あ、いや……言ったけどさ! それは麻雀の才能のことで」

良子「当時、中学生だった私を誑かすアラフォー教師、須賀京太郎監督」

京太郎「アラサーだよ!」

良子「私はアラサーでもアラフォーでも気にしませんよ……」フフフ

良子「こっちも結婚できる年齢ですからね。いつでもウェルカムです」

京太郎「あのさぁ……それ以前に教師と生徒だろ?」

良子「? ドラマとかではよく教師と生徒の恋愛とかやってるじゃないですか」

京太郎「あれはドラマ! こっちは現実!」

良子「むむむ……」

京太郎「なにが、むむむか」


良子「じゃあ……今年はムリでしたけど」

良子「私が卒業するまでに大生院女子をインハイ団体戦で優勝させてみせます」

良子「そしたら付き合ってください」

京太郎「…………」


京太郎「その……インハイの話なんだけどな」

良子「はい?」

京太郎「来年から、うちは特待生の制度が無くなるんだ」

京太郎「麻雀部の部費も削られる……経営の合理化ってことでな」

京太郎「……ごめんな、せっかく戒能が来てくれたのに」

良子「え? それの何が問題なんですか?」

京太郎「え? そ、そりゃあ……特待生で強い子をひっぱって来れなかったり」

良子「どうせいままでも県内の子を呼んでただけじゃないですか」

良子「私は特例ですけど」

京太郎「予算の問題とかで遠征もあまりできなくなるし」

良子「公式戦で結果残しさえすればいいんですよね? なら問題ないじゃないですか」


良子「……うちの麻雀部は弱いですか?」

京太郎「……正直、戒能のワンマンチームになっていくと思う」

良子「なら団体戦は私の出番で他校を全てトビ終了させます」

京太郎「それは……さすがに無理だ」

良子「じゃあ、私が先鋒で稼いで最後までトップを守ってもらいます」

良子「試行錯誤しましょう? 私達ならできますよ」

良子「あと……皆そこまで弱くないですよ? 信じてください」

京太郎「……だな」



良子「じゃあ、来年は優勝して結婚しましょう」

京太郎「こっちの難易度上がってるぞ!?」

良子「最終的に同じ結果になりますよー」


良子「……私のこと、お嫌いですか?」

京太郎「…………」

良子「私は須賀京太郎さんのことが好きです」

良子「例え麻雀の腕でも、あれほど強く求められたことは初めてですから」

良子「……ひ、一目惚れでした」

京太郎「……一時の気の迷いだ」

良子「違います! いまだって、助手席に乗ってるだけでドキドキしてるんです!」


京太郎「……気持ちは嬉しい、けど」

京太郎「教師と生徒なんだ……歳の差だって」

良子「じゃあ、教師と生徒じゃなきゃいいんですか?」

良子「……高校を卒業したら、考えていただけますか?」

京太郎「大人になったら、かな」

京太郎「お前がプロ雀士にでもなって、新人王にでもなれたら考えるよ」

京太郎「まあ……そうなってたら、俺は選ばれる立場だよなぁ」

良子「じゃあなります。絶対に京太郎さんのことを選びますから」

良子「約束、ですからね?」