京「……」

怜「……」

京「怜さん」

怜「……んー、なんや?」

京「いつまでこうして膝枕していれば……」

怜「それはとうぜん私が良いって言うまでに決まってるやろ」

京「1時間たってますが……」

怜「え? もうそんなに経ってるんか……お昼やな」

京「そうですねー。だからどっか食べに行きません?」

怜「おー、ええな。ほな、ちょっとおすすめのとこ紹介するわ」

京「んじゃそこ行きましょうか」


店員「いらっしゃーい。って怜ちゃんやん!」

怜「どうもご無沙汰ですー」

店員「ん? ……ほうほう、そういうこと」

京「……?」

怜「……ってああ!? ち、違います! そんなんとちゃいますって!」

京「ど、どうしたんですか怜さん!?」

店員「違うの? 気になるなー……でもま、とりあえず好きなとこ座ってやー」

怜「分かりました! ほ、ほれ京ちゃんこっち!」

京「は、はい」

京「……なんか空気がのんびりしてて居座りたくなる雰囲気ですね、ここ」

怜「うん、ここによく竜華と来とったんや。最近は麻雀のあれこれであんま寄れてへんかったんやけどな」

京「なるほど。それじゃあ今度は竜華さんも誘って三人で来たいですね」

怜「それもええなぁ……あ、京ちゃん。注文しよ」

京「ふんふむ……デザート多いですね」

怜「カフェやし……ここのケーキが美味なんや」

京「……なら俺はケーキで」

怜「私も久しぶりに食べよーか」

京「すいません」

店員「はいはい、ご注文?」

怜「うん、ケーキ2つ」

店員「分かったでー、少々お待ちくださいませー」

京「……なんかテンション高い店員さんですね」

怜「あー、昔からやね」

京「あはは……」


店員「お待ちしましたー。こちらケーキ2個ね」

京「ん、どうも。おお、美味しそ……う?」

怜「どないしたん京ちゃん?」

京「すいません、フォークが……」

店員「あら、ごめんなさい。今持ってくるわー」

京「あー……先に怜さん食べててください」

怜「ん……いや、ここは私の出番やで」

京「えっ?」

怜「さあさあ京ちゃん、お口あーん」

京「…………はっ!?」

怜「なんやその顔……嫌?」

京「ち、違いますけどっ」

怜「ならええやろ?」

京「……はい。えーと、あーん」アーン

怜「はいあーん」

京「ん」パクッ

怜「どう?」

京「おいしっ……美味しいですよこれ!」

怜「ふふん、せやろ!」

店員「なんで怜ちゃんが得意げやねん……イチャイチャすんの控えめになー、頼むで。はいフォーク」

京「……ありがとうございます」

怜「イチャイチャ……」

京「し、してませんよね」

怜「……えっ? あ、うん。してへんわ」

京怜「「…………」」

京「……食べましょうか」

怜「……うん」


京「意外と量あって美味しかった……」

怜「久々に食べれて満足ー。よし京ちゃん、膝貸してくれます?」

京「……ここで?」

怜「うん、駄目なん?」

京「んっと、いや……大丈夫か。どうぞ」

怜「おおきにー。……休まるわ」

京「……(さっきのイチャイチャが引っかかって仕方ない)」

怜「んー……あかん、眠くなってきた」

京「少しぐらいだったら大丈夫だと思いますよ、お店にお客さんも少ないし」

怜「せやったら少し寝させてもらうわ……」

京「はい、おやすみなさい」

怜「おやすみ京ちゃん……Zzz」

京「……恋人同士とかに見られてたり……はしないかな」ハァ


  • 数十分後-

京「怜さん、そろそろ帰りますよ」

怜「はーい……って外暗っ!? そんなに寝とった?」

京「起こそうにも気持ちよさそうだったので」

怜「よいしょ……そんなに?」

京「頬ぷにぷにしても起きないぐらいには」

怜「うぁ……そんなにかー」カオマッカ

京「はい」アハハ

怜「ぐぬぬ……次は京ちゃんにやったるからな」

京「その時はやられる前にやりますよ!」


店員「おおきにー。また来てなー」

怜「奢ってまでもらって……」

京「これぐらい良いですって。暗いですし送りますよ」

怜「ほんと世話になるわ」

京「怜さんと俺の仲じゃないですか、それに女の子を夜に一人で歩かせたくないし」

怜「そのセリフ、ほんまジゴロっぽい」

京「へっ?」

怜「いや、なんでもー。……ところで京ちゃん」

京「なんです?」

怜「さっきお店の姉ちゃんに……その、イチャイチャ……とか言われてたやんか?」

京「! あ、ああ。言われましたね。そんな関係じゃないっていうのにあの店員さんは……あは」

怜「京ちゃんはあれ聞いてどう思ったん?」

京「はは……は? どうって……」

怜「私はな、あれ聞いてそういうのも良いかもなーって思った」

京「そういうの、って……」

怜「詳しくは言えへんよ。私も恥ずかしいし」

京「……俺も、思わなかったと言ったら嘘になります」

怜「そうなん? ……えへへ」

京「なんかこれ恥ずかしいですね……」

怜「そう? ……よし京ちゃん! はやく帰ってはよ寝て、明日も遊びに行くで!」ニコッ

京「……そうですね!」ニカッ


カン!