昔から俺たち三人はよく一緒に遊んでいた

それぞれ他にも友達はいたけれど、なんだかんだでこの三人でいることが一番しっくり来ていたしあの二人もそう思っていたんだろう

周りの大人にはまとめて三馬鹿呼ばわりされることもあったがシズはともかく俺やあいつはそれなりに頭も良かったから心底憤慨したものである

それが成長して所謂年頃という年代に入っても異性としての意識など一切なくただの幼馴染として付き合ってきた。そしてそれはこれからも変わらず続いていくのだと漠然と考えていたのに……

穏乃「好き…うん。私は京太郎が好きなんだ!今気付いたけど」

憧「アタシさ、ホントのこと言うとずっと前から京太郎のこと好きなのよね」

二人からそれぞれ別の場所と時間でまさかの告白を受けてしまった

お互いそれに気付いてはいないっぽいが昔からの付き合いだ、白日の下にさらされるのも時間の問題だろう

俺はただ、仲良く今まで通りやってきたいんだがそれは余りにもあの二人に対して失礼極まりない

「どうすりゃいいんだろうな…」

穏乃「悩み事?なら一緒に山に登ろう!頂上からの景色を見れば小さな悩みなんて吹っ飛ぶよ!」

おいおい、お前がそういうこと言うんかい!

憧「京太郎だって真剣に悩むことあるでしょ。ま、なるべく早く答えを出すのオススメするけど」

そりゃ遠回しな返事の催促ですかい憧さんや

どんな答えを返すにしても今まで通りじゃいられないのは分かってる。それでもこの二人には心から真剣な態度で応えたいしそうするべきだろう

願わくば仲がこじれることの無いよう、俺の心の答えを見つけたいと思う今日この頃であった