照「京ちゃん、どうして」

京太郎「あー、なんでですかね。やっぱ周りが辛気臭いとテンション上がらないじゃないですか」

照「嘘つき。私は昔言ったよね『京ちゃんは周りを幸せにしたら消えちゃう』んだって」

京太郎「『俺自身がオカルト』でしたっけ。でもそのために咲と距離とるとかは違うんじゃないですかね」

照「だって、だって、京ちゃんがいなくなるんだよ? 記憶からも消えて、なかったことになる」

京太郎「これはただの俺の我儘ですよ。『照と咲の笑顔を見たい』ってそれだけの。
    だから、泣かないで笑ってください。俺は二人が好きなんですから」

照「忘れない、私は忘れないから。忘れたって、照魔鏡で京ちゃんを絶対見つける」

京太郎「あはは、それより幸せになってくださいよ」

照「私の幸せは、京ちゃんの――っ、足が、透けて」

京太郎「っと、和も何とかなったし、そろそろ限界ですかね。
    じゃあ照、どうせ忘れるから言っちゃいますけどね、俺の初恋、あなたでした」

照「っ、許さないから。私と一緒に年取って、ずっと一緒にいないと、私は幸せじゃない
  だから、絶対、絶対――っ」

京太郎「――咲と、仲良くしてくださいね」

その言葉を最後に、『須賀京太郎』という存在は世界から消えた。

照「……あれ、どうして私、泣いて? ああ、そうだ、咲に会わなきゃ」


続く、よね?