優希「いやぁ、めでたいじぇ!!」
和「咲さんもこれでめでたく20歳ですね」
咲「えへへ、ありがとう二人とも」
京太郎「これまで色々苦労もあったが……この子がここまで元気に育って、父さん嬉しいぞ!なぁ母さん!」和の方を見ながら
和「ふふっ、そうですねお父さん」クスクス
優希「うぉい!そこは私の位置のはずだじぇ!!」ムッキー!
京太郎「黙れぃ!高校時代さんざっぱら迷惑かけまくったお前が、保護者面許されると思ってんのかよ!?」
咲「いやいやいや!それ以前に私が娘役なの納得いかないよ!……そりゃ迷惑かけた自覚がないわけじゃないけど……」ブツブツ
和「まぁまぁ盛り上げるための冗談なんですから、そこまで熱くならずに。それに、当の須賀君はまだ19歳ですし」
優希「あっ、そうだじぇ!私たちの中でも一番ガキだ!」ニャハッ
咲「お酒も飲めないね!残念だったね、お・と・う・さ・ん!」ハハッ
京太郎「ぬぐぐ、俺が密かに気にしていることを……まぁいいさ、ともかく今日の主役は咲だしな。そろそろ普通に祝うとすっか!」
優希「咲ちゃん、乾杯の音頭頼むじぇ!」
和「コップどうぞ、とりあえずカシスオレンジを入れておきました」スッ
咲「あっ、うん……それじゃ!私の誕生日祝いに来てくれてありがとう!乾杯!」
カンパーイッ! キンッ
~数時間後~
優希「むにゃ……もうくえないじぇ~……Zzzzz」
和「ん……ふぅ……」スヤスヤ
咲「二人、寝るの早いなぁ……」
京太郎「まっ、考えたら咲の誕生日祝ったりするのって和や優希初めてだしな。酒飲んでるのにハメ外してはしゃぎ過ぎたんだろうさ」
咲「そっか……京ちゃんお酒飲めないしね」フフッ
京太郎「うっせ、掘り返すなっての」フフッ
咲「……ねぇ」
京太郎「ん?」
咲「和ちゃんや優希ちゃんからは話の流れでプレゼントもらったけど、京ちゃんまだくれてないよね?」
京太郎「まぁ、な」
咲「……今年は、くれないの?」
京太郎「んー、そうだなぁ……今年は趣向を変えたっていうかな」
咲「?」
京太郎「……二人寝てるし、大丈夫かな。今年の俺からの咲へのプレゼントは……何か願い事聞いてやるって事にする」
咲「えっ……なんでも?」
京太郎「俺の出来る範囲ならな?」
咲「そっか……じゃあ……」
京太郎「おう、言ってみ言ってみ」
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{八:{ \:{とヒこソ ヒこソっ: イ: :| \}
| 乂ム :.:.:.:.:.:.:.、:.:.:.: ムイl: / 「……キス、してほしい」
从{∧ _ _ 人:∧{
|/ >:../^} /⌒l、` .イ }:./ リ
___/-'-'-- 、/〉「-、/ '
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{==、 {:\/ 〈7 ー、{ ̄|:::::::::::://,ィ^.
, \Ⅵ / | ,::::::::/イ:.:./ ∧
{ `| 、 |_/= ´イ:.:.:,イ / }
| Ⅳ \ | ̄´:.:.:.:/= }イ |
京太郎「----えっ、そんな事でいいのか?」
咲「だ、だって!……これでも付き合ってそれなりに経つのに、京ちゃんから私にキスしてくれたことないんだもん……」ムスッ
京太郎「えっ、そう……だったか?」
咲「そうだよ、それなのに今回のパーティーの始まりでも和ちゃんを母さんって言って夫婦みたいな……良い空気出したり……」
京太郎「さ、咲……」
咲「不安、なんだよ……最近ますます、京ちゃんカッコよくなったし……だ、だから……」モジモジ
京太郎「……わりぃな、俺結構無神経だった」ギュッ
咲「……京ちゃんは、その気になればどんな人とも……でも私には、京ちゃんしかいないんだよ……」キュッ
京太郎「へへっ、そうやって評価してくれるのは嬉しいけどさ。けど、俺からしても咲しかいないって思ってんだぜ」ニッ
咲「本当?」
京太郎「おう、お前みたいなポンコツ嫁。他に出せるかって」
咲「……まだ、嫁さんちが……ん……」
チュッ チュルッ チュクッ
優希「(作戦成功セリ……けど、女としては当の昔に大敗を喫してるじぇ)」ヌググ…
和「(二人の幸せが私の幸せ……絶対に結ばれてくださいね?)」
カンッ!!
最終更新:2016年12月01日 20:40