■幼少期
松実「京太郎君、今日はありがとね?」

京太郎(幼少期)「どうってことないよ」

京太郎(幼)「くろとオレが力を合わせればらくしょーだよ」

京太郎(幼)「ゆうちゃんのマフラーも取り返したし、服を脱がそうとしたやつもやっつけたよ」

松実「最近の子は進んでるのね……」


松実「でも、暴力は振るっちゃダメだからね?」

京太郎(幼)「うん、やくそくだからね」

京太郎(幼)「ちゃんと水でっぽうでいかくしながら、ゆうちゃん連れて逃げたよ」

京太郎(幼)「あっ、逃げたんじゃないよ。せんりゃくてきてったいだよ」フフン

松実「難しい言葉を知ってるのね」

松実「京太郎君がうちにお婿さんに来てくれれば、松実館も安泰かしら」

京太郎(幼)「婿? けっこんするってこと?」

京太郎(幼)「じゃあ、オレが松実かあさんとけっこんするよ」

松実「私? 私は浮気になるからダメねー」

京太郎(幼)「えー」

京太郎(幼)「じゃあ、デートでしよ」

松実「ふふ……大人になったらね?」

京太郎(幼)「大人って、いつから大人なの?」

松実「そうねぇ……京太郎君が高校生になった頃かしら……」

京太郎(幼)「じゃーオレが高校生になったらデートしよ」

京太郎(幼)「やくそく」

松実「うん……約束、ね?」



■高校入学前
京太郎「――俺、明日から高校生です」

京太郎「阿知賀は女子高なんで、玄さんや宥さんとは別の高校ですけどね」

京太郎「あ、いまでも一緒に麻雀やってますよ」

京太郎「覚えてますか? よく大人に混ざって麻雀やってた鷺森さんとこの灼さん」

京太郎「灼さんも一緒に、阿知賀では麻雀部を再結成してインターハイ目指してます」

京太郎「色々問題があったりしますけどねー」

京太郎「この間なんか自動卓が壊れて修理費のためにバイトすることになったんですが、俺も巫女服を

着されそうになったり……」

京太郎「俺は学校違うんですけどねぇ……まあ、俺も同じ麻雀部に入りたかったんですが」

京太郎「応援で付いていくか、自分の高校の麻雀部に入って全国目指しますよ」


京太郎「……高校生になるんですよ? 俺」

京太郎「……約束、したじゃないですか」

京太郎「あの時はもう、病気が末期まで進行してたって!」


京太郎「あの約束は、嘘だったんですか?」

京太郎「おれ……ほんきだったのに」

京太郎「――おしえてくださいよ」