咲「突然だけど京ちゃん」

京「ん?」

咲「京ちゃんは誰が好きなの?」チラチラッ

京「…俺はタコスの事が好きだ」

咲「えっ…」


咲「た、タコスって優希ちゃんの事!?」

京「いや、優希じゃなくて食べ物のタコスだ」

咲「な、なんだ食べ物のタコスか~私勘違いしちゃったよ」アセアセ

京「あぁ……俺は人間を愛せなくなってしまったんだ」

咲「」


咲「………ハッ」

京「咲?」

咲「ど、どうして人間を愛せなくなっちゃったの!?そして何で好きになったのがタコスなの!?」

京「人間を愛せなくなったというか……女の子を愛せな……いや、好きになれなくなったんだよ」

咲「な、何で?」

京「それはな……」







京「知り合いの女の子の俺に対する扱いが酷いからな」

咲「そ、そんな理由で?」

京「そんなって言うけどさ、俺、麻雀部員なのにここ最近麻雀牌を触ってさえいないぞ?いくら大会が近いとはいえこれはあんまりだと思う……まぁ、しょうがないとはある程度思ってるけどな俺はまだまだ初心者だしな」




京「だけど…ネット麻雀もやらして貰えず、買い出しにばかり行かせるって酷すぎやしないか?」

咲「た、確かにそうかも……だ、だけどそれって部長だけじゃない?」

京「確かに今のは部長のことだなだけど他の奴らからも酷い扱いされてるぞ?」

咲「どんな扱いされてるの?」




京「ん~…和だったら、俺がちょっと胸見てただけで最低呼ばわりしたり……いや、そもそも俺の存在を和の中で抹消してる気がするな」

咲「抹消って……そんなことないと思うけど、それに前半は京ちゃんが悪いじゃん…」

京「ま、まぁなそれは認めるよ」

咲「それでその二人だけ?」


京「他には優希もだな」

咲「優希ちゃんも?」

京「あぁ、優希はまず俺のことを犬とか言ってくるだろ?それに関していろいろ言ってくるし、タコスを奢らせてくるし…タコスを作らされるし…しかも毎日作ってこい犬とか言ってくるんだぜ?」

咲「それって、照れ隠しもはいってるんじゃ…(小声)」


京「何か言ったか?」
咲「い、いや何も言ってないよ(汗)、それじゃあ…染谷先輩は?」
京「染谷先輩は俺に将来のためとか言って先輩の喫茶店の手伝いを半ば無理矢理やらされたな……まぁ、そのくらいは全然良いけどな、普段は相談に乗ってくれたりするし」

咲「将来のためって…」


京「後は、咲だけだけど」ジー

咲「な、何かあるかな?」

京「いや、咲に関しては何もないかな?レディースランチのために連れてくのにも嫌な顔しないし、俺の買い出しに付き合おうとしてくれるし、そうかんがえると咲が俺の(麻雀部)でのオアシスかな」ニカッ

咲「お、オアシスって」照れ照れ

京「照れなくても良いだろ(笑)」

咲「だ、だって急に言われたら、照れるよ~」ニコニコッ

京「そ、そうか?」

咲「そうだよ、ん~でもそれだけなら女の子を愛せなくなったってのはおかしくない?」

京「…ぷっ、あはははは」




咲「ど、どうしちゃったのかな?京ちゃん!?」

京「いや、本気にしてるとは思わなくてな(笑)」

咲「えっ……」

京「いやさ今までのことは冗談だよ」

咲「むっ、つまり京ちゃんは私を騙したってことなの?」


京「まぁ、そうだけど…全部冗談ってことではないかな?」

咲「どういうこと?」

京「今のところは……少なくとも部内の誰かを特別好きになることはないかな?」

咲「それって……いつかは誰かを特別好きになるってことだよね…」


京「まぁ…な、そりゃあいつかは誰かを特別好きになるだろうな……ただ、少なくともさっき話した三人を好きになることはないと思う」

咲「な、何で?京ちゃんなら告白されたら断らないような気がするような…」

京「おいおい、俺がそんな軽い男に見えるか?」

咲「うん」

京「即答かよ…」


咲「だって、京ちゃん綺麗な女の人を見ると見とれるから…」

京「そ、それは男の性だからな」

咲「それにしても…」

京「と、とにかく、俺は特別優しい人間でもなく普通の人間だ、そんな俺だから今まで辛く当たられたり、空気扱いされたりした人にはなびかないさ」




咲「な、なら私なら京ちゃんに特別好きになって貰う可能性もあるの?」

京「ま、まぁな……(少なくとも俺は今まであったやつの中で一番好きだよ)」アセアセ

咲「な、なら京ちゃん、覚悟しといてね?いつか、わ、私を特別好きになって貰うから!」テレテレッ


京「あ、あぁ…そ、それってこ、告白て事か?」

咲「あぅぅ…」カァァァ

京「……」カァァァ



京「ま、まぁ覚悟しておくよ、……正直嬉しいしな(ボソッ)」

咲「う、うん覚悟しておいてね!京ちゃん!」ニコッ




カン