優希「感謝してるじぇ」
京太郎「…あ?」
優希「いつもタコス作ってくれて」
京太郎「……タコスに毒混ぜた覚えはないぞ俺」
優希「茶化すな犬。…ありがとう」
京太郎(マジでどういう風の吹き回しだこいつ)
優希「タコスだけじゃない」
優希「いつも下らない話に付き合ってくれてありがとう」
優希「いつもひどいこと言ってるのに気にしないでくれてありがとう」
京太郎「自覚があるなら直せよ…」
優希「善処するじぇ」
京太郎(サブイボ立つわなんだこいつどこの子だよ)
優希「口が悪くて生意気なちんちくりんな私だけど…」
京太郎「おう」
優希「否定しろ犬! …まあでも、京太郎のこと、その」
京太郎(えっ告白?)
優希「…嫌いじゃないじぇ。だから、これからもよろしくな」
京太郎(違った。いやでも似たようなもんかな)
京太郎「……おう、こっちこそな」
京太郎(なんかね、一体。まあ、待つけど)
優希「おう! じゃあさっそく、タコスもってこいいぬー!」
京太郎「はいはい。…ったく」
優希(好き、の言葉は……いつかまた、本当に素直な気持ちになれたら伝えるじぇ)
優希「ちょっとだけ待ってろよ……京太郎」
カン!
最終更新:2016年11月27日 08:39