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~翌日~

京太郎(しかし同じ舞台…か)

京太郎「よし、あいつを麻雀部に誘ってみるか」

ハギヨシ「なにか掴めたんですか?」

京太郎「多分、あれは照さんなりのヒントなんだと思う」

ハギヨシ「それで麻雀を?」

京太郎「まあ、俺には良く分からないんだけどさ…」

京太郎「咲を麻雀に触れさせれば、何か分かるかも」

京太郎「まさか、本当に全国まで上がって来いなんて事はない…よね?」チラッ

ハギヨシ「私に訊かれましても…」

京太郎「まあ、やってみなけりゃ分からないし!」

ハギヨシ「左様ですか」

京太郎「んじゃ、行ってみるか」スタスタ

ハギヨシ「む?彼女はそちらには居ませんよ?」

京太郎「いや、麻雀のマの字も知らない俺が誘っても不自然でしょ?」

京太郎「だから、とりあえず麻雀部に行って、麻雀を覚えようかと」

ハギヨシ「入部するのですか?」

京太郎「いや、とりあえず仮入部で教えてもらおうかなって」

京太郎「入部しちまうと、咲が無反応だった場合に身動きが取りにくくなるし」


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~麻雀部~

京太郎「すいませーん」

久「あら、入部希望者かしら?」

京太郎「あ、いえ、最近ちょっと麻雀に興味が出てきたので、教えてもらえないかなーって」ハハハ

京太郎「自分に合うかわからないので、とりあえず仮入部ってことでお願いします!」

久「ふーん。まーいいわ。とりあえず入って」

京太郎「はい、お願いします」

……

京太郎(もっと怖いお兄さん達がたむろってるイメージだったけど)

京太郎(天使が居た…)ドキドキ

和「???」

久「…」ジトッ

京太郎(って、そんな事考えてる場合じゃないな…)

京太郎「須賀京太郎です。仮入部ですがよろしくお願いします」

和「よろしくお願いします」

優希「よろしくだじぇ」

まこ「よろしくの」

久「じゃあ、早速教えてあげるわね」

京太郎「はい、お願いします」


……

京太郎「ふむふむ、じゃあこの場合は…」

久(和目当てかと思ったけど、意外と熱心ね)

京太郎「あの」

久「なにかしら?」

京太郎「暇な時間にも勉強したいんですけど、何か本とかありますか?」

久「あー、じゃあ入門書がいくつかあるから持っていっていいわよ」

久「あと、ケータイで見れるサイトとかも教えるわね」

京太郎「ありがとうございます」

……

京太郎「お先です。今日はありがとうございましたー」

バタン

まこ「熱心じゃったのう」

久「期待出来そうね」

優希「でも、女子がもう一人欲しい所だじぇ」

久「女装させる?」ニヤッ

まこ「いけるかも知れんのう」ニヤッ

和「いけません…」


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~帰り道~

京太郎(うーん、麻雀も結構面白そうだな)

咲「あ、京ちゃん!」

京太郎「うおっ!」ビクッ

咲「なんでビックリしてるの?」クスクス

京太郎「いや、考え事してたから…」

咲「京ちゃんも今帰りなの?」

京太郎「おう、一緒に帰るか」

咲「うん!」

京太郎「結構遅くまで残ってるんだな」

咲「うん、図書室で読書してた」

京太郎「ふーん」

咲「ね、ねえ、今日は会いに来なかったけど、どうしたの…?」

京太郎「あ、ああ、ちょっと部活見てまわってた…かな?」

咲(なんで疑問系?)

京太郎「なあ、咲、悩みとかあったら言えよ?」

咲「えっ、なにきもい」

京太郎「きもいって言うな!」

咲「ふふ、でもありがとね」ニッコリ

京太郎「おう!」

京太郎(早い所、なんとかしてやりたいな)


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~数日後~

京太郎「大分覚えたし、今日はいよいよ咲を麻雀部に誘ってみようと思う」グッ

ハギヨシ「作戦はあるのですか?」

京太郎「…特にない!」

ハギヨシ「まあ、頑張ってください…」

……

京太郎「咲~!」

咲「京ちゃん」

京太郎(やべ、声かけたはいいけど、急に麻雀やろうぜってのも変だよな…)

咲「???」

京太郎「よ、よう、学食行こうぜ」

咲「これ今日返却日だから読まないと」

京太郎「学食でも読めますよ?」

咲「うーん…」

京太郎(な、なんか理由を考えないと…)

京太郎(そうだ!)ピコーン

京太郎「レ、レディースランチ」

咲「えっ?」

京太郎「日替わりのレディースランチがめちゃくちゃうまそうでさー」チラッ

京太郎「どうしても食べたいんだよねー」チラッチラッ

京太郎(ど、どうだ…)

咲「え~」


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~学食~

咲「はい、レディースランチ」ドンッ

京太郎「おおう」

嫁田「咲ちゃんはイイ嫁さんだなァ」

咲「中学で同じクラスなだけですから!嫁さん違います!///」

京太郎「まっこう否定ですか…」

……

京太郎「…」カチカチ

咲「メール?」

京太郎「いや」スッ

咲「麻雀?」

咲「京ちゃん麻雀するんだ?」

京太郎(食いついた?)

京太郎「まだ役もロクに知らないけどな!」

京太郎(さりげなく誘う口実を)

京太郎「麻雀ておもしれーのな」

咲「私…麻雀キライ」

京太郎「えっ」

京太郎(もう強引に行くしかないか…)

京太郎「咲、お前麻雀できんの?」

咲「できるケドキライ」

京太郎「ふむふむ、じゃ、ついでにもう一つつきあってよ」

京太郎「麻雀部」


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~麻雀部~

京太郎「ようこそお姫様」

咲「いや私…麻雀キライだって…」ナニガヒメダ

……

(麻雀シーンはキンクリされました)

……

咲「じゃあ、抜けさせてもらいますね」

京太郎「えっオィ」

バタン

京太郎(あんまり強くなかったな…)

京太郎(照さんは何を考えて…)

京太郎「和の圧勝でしたね」

久「圧勝?なに甘いこと言ってんのよ」

和「あの3連続プラマイゼロが故意だとでも言うんですか?」

久「普通は不可能。でも…」

久「圧倒的な力量差だったら?」

京太郎「えっ」


京太郎(あいつ…そんなに強かったのか…)

京太郎(なのになんで…!)

ダッ


優希「京太郎?」


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京太郎「咲っ!」バシャバシャ

咲「京ちゃん?」

京太郎「さっきの3連続プラマイゼロ…」

京太郎「あれ、ワザとなのか?」

咲「…私が打つと、いつもあんな風になっちゃうんだ」

京太郎「なんでそんなこと…」

咲「家族麻雀で、負けたらお年玉取られちゃうし、勝ったら怒られるから」

咲「あんな風に打つようになっちゃったんだ」

京太郎「…」

京太郎(…なんとか引き止めないと!)

京太郎「もう一回!もう一回やろうぜ!」

咲「ごめんね京ちゃん」

咲「私は麻雀、それほど好きじゃないんだ」


ザー




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~麻雀部~

京太郎「戻りました」

久「あら、ずぶ濡れじゃない…」

京太郎「俺、正式に入部します」

優希「おー!」

京太郎「あと、女子部員もう一人欲しいですよね?」

久「5人居れば団体戦に出られるからね」

京太郎「あいつを入部させます…」

京太郎「だから…」


京太郎「皆に手伝って欲しいんです!」


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――翌日、部長の策により、咲に麻雀の楽しさを教えることが出来た。

 そして、さらに翌日

 咲は麻雀部の正式な部員となった。