咲「きょ、京ちゃん…」ゼェゼェ

京太郎「さ、咲…」ハァハァ

咲「朝焼けだよ京ちゃん!」

京太郎「ああ、綺麗だな咲!」

咲「もう! 耳をすませば見たからって、深夜に朝焼けがよく見える丘探すとか言い出さないでよ!」

京太郎「咲もノリノリだったじゃねーか! しかもお前人が自転車で坂登る時、雫ちゃんみたいに押してくれなかったろ! 呑気こいてたろ!」

咲「聖司くんみたいな素敵な男の子なら手伝ったよ! なにさ、人の事重い重いって連呼して! コンクリートロードよりデリカシーないよ!」

京太郎「言われたくないなら降りて手伝えこの!」

咲「なに、やる!? ──あ、太陽」

京太郎「あ!? ──ほんとだ」

咲「綺麗……で、どうするの?」

京太郎「ちょっとは浸れバカ! ああもう!」ガバッ

咲「は!? ちょっと、なに、いきなり!」

京太郎「咲ー! 好きだー!」

咲「ふあ!?」

京太郎「結婚してくれぇー!!」

咲「な、ななな」

京太郎「おい、ほら。台詞」

咲「え、ええ!? こんなやり取りだった!?」

京太郎「いいから、適当でいいからとりあえず!」

咲「あ、ああもう! うん! 嬉しい!」カァァ

京太郎「よっしゃ、耳をすませばエンド! 終わり! 解散!」

咲「……は!?」

京太郎「あ、おつかれさん」

咲「こ、こここ」

京太郎「朝だからって鶏の真似とかいいよ別に」

咲「こーの! ばかー!!」

京太郎「ぬわーーーーーー!!!」

咲「ばか! あほ! まぬけ! とんぬら! ちゃもろ! きょうちゃん!」

京太郎「悪かったって……」

咲「ふん!」

京太郎「はあ……」

咲「……ふふ」

京太郎「……はは」

咲「ふふ、あはは!」

京太郎「ははは! あははは!」

咲「帰ろっか!」

京太郎「おう! 今度お前漕げよ」

咲「いーやーでーすー」

京太郎「なーにーをー」




咲(この時私たちはなにも知らなかったのです……)

京太郎(早朝ランニングしてたクラスメイト数人に見られてて、動画まで取られて)

咲(動画サイトにアップされてそれはそれは恥ずかしい思いをしたことなんて……)

カン!