京太郎「インハイまで残り一週間になりましたねー」

煌「そうですねぇ。須賀君はちゃんと必要なものは買い揃えましたか?」

京太郎「まだいくつか買ってないものが……。しかし、俺が着いていってもいいんですかね?」

煌「先生が言っていたじゃないですか、男手もあったほうが助かると」

京太郎「新道寺が共学になって花田先輩と一緒に通えるのに、インハイに行くのが俺だけオマケってのは悔しいですね」

煌「まあ私もオマケでレギュラーになったようなものです。頼りにしてますよ!」

京太郎「はい。花田先輩の方はもう必要なもの揃ってるんですか?」

煌「完璧です! 車酔いの薬から抱き枕まで全て取り揃えていますよぉ」スバラッ

京太郎「東京まで新幹線で移動ですよ」

煌「そ、そうでした……現地で少し車に乗るぐらいでしたね」

京太郎「抱き枕とかかさばりませんか?」

煌「うーん……あれが無いとよく眠れないんですよ」スバラクナイ

京太郎「もし抱き枕が無くなったら俺が代わりになりますよ」

煌「すばらっ!? そそそ、そーいうのは結婚してからといいますか……」ゴニョゴニョ


煌「男女同衾なんていけませんよっ」プンプン

京太郎「いつかそうなりたいって意味ですよ」

煌「ぅ……わ、私だってそうであればとは思いますが……」ボソボソ

京太郎「何か言いましたか?」

煌「何でもないですよ!」


煌「ところで、須賀君は今年の新道寺の目標が何かしっていますか?」

京太郎「団体戦だと、二年連続で優勝している白糸台を倒して優勝ですよね?」

煌「そうですね。昨年の雪辱を果たす、と特に部長が燃えられています」

煌「実は二番目の目標もあるんですよ」

煌「まあ、優勝すれば半ば達成される目標ですが」

京太郎「二番目……トバされないとかですか?」

煌「トバされたらその時点で敗退ですよぅ」

京太郎「九州最強のうちの二番目の目標ですか……」


煌「そこです」ズビシッ

煌「私も新道寺が九州最強と信じて疑いはありませんが……下馬評は北九州最強なんですよね」

煌「あくまで北の最強と呼ばれる所以は……」

京太郎「……永水ですか」

煌「去年、あそこが出てくるまでは千里山・白糸台・姫松・臨海・新道寺の五強でしたからね」

煌「まあ、実のところ新道寺は一昨年からいい成績が残せてないのですが……」

京太郎「白糸台を倒して優勝するのはもちろんのこと」

京太郎「可能なら永水との直接対決も制して、名実ともに九州最強になるってことですか」

煌「優勝すれば日本最強ですよっ」スバラッ

京太郎「まあ、トーナメントの抽選結果と勝敗によってはどちらとも戦えないかもしれませんね」

煌「まあそうなったらそうなったで優勝してしまえばいいんですよ」

京太郎「……がんばって勝たないと、ですね。花田先輩」

煌「すばらっ! 絶対優勝ですよぉ!」