久「エイプリルフール!」

一同「は?」

久「だからエイプリルフールよ、エイプリルフールしましょう」

京太郎「あの、今8月なんですけど」

まこ「ちゅうかなんでエイプリルフールなんじゃ」

久「17年生きてて学校でエイプリルフールしたこと無いのに気付いたのよ。
  全部嘘じゃ面白くないから適度に本当のことも混ぜてエイプリルフールしましょ」

咲「そんなこと言われても…」

優希「いきなり言われても思いつかないじぇ」

久「まあまあ、嘘に紛れて言い出せなかった事実を言うのも手よ」

和「じゃあ僭越ながら私が」

久「お、和が真っ先に乗ってくるとは珍しいわね。どんな話が来るか楽しみだわ」

和「そうですね…実は須賀くんと男女交際してます」<嘘>

久「!?」

京太郎「皆には内緒って言ってたのにバラしちゃっていいのか」<嘘>

咲「あ、前言ってた彼女さんって和ちゃんだったんだ」<嘘>

久「咲は知ってたの!?」

咲「誰かまでは教えてもらって無かったんですけど、彼女が出来たぞー、とは」<嘘>

優希「私はのどちゃんのノロケに付き合わされてヘキエキしてるじょ」<嘘>

久「私だけ!? 私だけ知らなかったの!?」

まこ「わしも知らんかったけぇ安心しんさい」

久「なら良かった…いや良くないわよ! なんで須賀くんと和が付き合ってるの!?」

和「なんでって須賀くん、ちょっとエッチな所以外非の打ち所ないですし、かっこいいですし」

京太郎「そもそもルールも知らない麻雀部に入ったの和目当てでしたし。あ、今は麻雀も好きですけど」

優希「まーたノロケ出したじぇ」

久「たしかにかっこいいけどおおおお!」

咲「部長さっきから叫んでばっかですよ」

まこ「ちぃと落ち着きんさい」

久「片思いの相手が彼女持ちだって聞かされて落ち着けるわけ無いでしょ!」

京太郎「マジすか!?」

まこ「嘘じゃろ」

優希「いやー、マジな気がするじぇ」

和「でも部長がこの状況で勢いに任せて告白まがいなことしますかね?」

京太郎「確かに。アプローチっぽいこともなかった気がするし」

久「それは…恥ずかしくて」テレテレ

京太郎「かわいい」

まこ「あざといの」

咲優希「あざとかわいい」

久「あ! そうよ、エイプリルフールの嘘ね! 騙されるところだったわ」

まこ「嘘じゃったら完全に騙されとるリアクションじゃったぞ」

久「シャラップ! エイプリルフールは終わりよ、嘘だってネタばらししなさい!」

和「言い出せなかった事実を言うのも手って言ったの部長じゃないですか」

久「言ったけど! え、ホントのホントに付き合ってるの?」

咲「あ、もうすぐ最終下校時刻ですよ」

まこ「ほうじゃの、戸締まりするけえ先に帰りんしゃい」

和「じゃあお先に失礼しますね」

久「ちょっ、嘘かどうかだけ言ってから帰って!」

優希「結局全然嘘ついてないじょ」

京太郎「まあ急に言われてもそうそう思いつかないよなあ」

咲「あ、帰り本屋行かないと、京ちゃんちょっとついてきて」

和「私も欲しい本ありますしご一緒しますよ」

京太郎「はいはい、かしこまりましたよお姫様」

優希「じゃあ皆で本屋に出発だじぇ!」

久「頼むから嘘って言ってちょうだいよー!」


ちなみに後日嘘から出た真になりました。
これも部長のおかげです。

カン