京太郎「んぐんぐんぐ…何か飲み物取ってくれ」

憧「はいはい」

京太郎「サンキュ…はー、ごっそさん」

憧「お粗末さまでした」

京太郎「いやー、おにぎりってのは大体原っぱかそこら辺で食うもんだと思ってたけど海で食うのも中々に中々だな!」

憧「景色の良いところで食べるご飯は美味しいものね」

京太郎「海の家で飯を食うのが醍醐味とも思ってたんだけどなー」

憧「わざわざ海まで来て不味くはないけど美味しくはないものなんて食べたくないわよ。それに割高だし…逆に気分が落ち込むわよ」

京太郎「ま、それもそうだな。実際憧の美味い飯食って今割といい気分だし」

憧「…そ。そりゃ良かったわね」

京太郎「でも何か一つくらいは海の家で買いたいなぁ。こう、海に来たぞって感じたい」

憧「それなら後でかき氷でも買いにいけば良いじゃない。それなら不味いとかの心配性は無いし」

京太郎「あー、それがあったか」

憧「今はご飯食べたばっかだし、もう少し時間が経ってからね」

京太郎「わかってるって。なんだよ、俺は聞き分けのない子供か?」

憧「似たようなもんでしょ?」

京太郎「なにおう」

憧「ふふ、ごめんごめん。冗談よ」

京太郎「…別に良いけどさ」

憧「それで、これからどうする?」

京太郎「んー…ちっと泳いで疲れたしなぁ…飯も食ったし昼寝でもするか?」

憧「それもありねぇ…この日射しの傾き具合だと寝てる間に当たるってこともないし…しよっか」

京太郎「海で昼寝って何か贅沢感あるよな。こう、風情ってやつ?」

憧「ただ建てたパラソルの下で寝るってだけなんだけどね。せめて寝転ぶ感じに座るあの椅子があれば良かったんだけど」

京太郎「確かにちっと寝にくいけど…これはこれでな?」

憧「不便を楽しむ余裕を持つ。大事よね」

京太郎「そうそう、そんな感じそんな感じ」

憧「それじゃ、しましょうか。先に起きた方が起こすってことでね」

京太郎「はいよー」

―――予想以上に寝入ってしまい、海の家は滑り込みセーフだったのは別のお話

カンッ