咲「京ちゃんにお願いがあります」

京太郎「こういう始まり方でろくなことがあった試しがないんだが、一応聞いておいてやる」

咲「私は来年麻雀のプロになります」

京太郎「ああ、なんか指名されてたな。年棒うん千万とか活躍によっては億行くんだろ? 稼ぎ頭だよな」

咲「でも私はインタビューとか無理。それ以前に会場にちゃんとつける自信がない」

京太郎「……嫌な予感」

咲「だから京ちゃん、私のマネージャーやって! 私を会場まで連れて行って、カンペ出して!」

京太郎「な、なんという情けない発言……和に頼めよ!」

咲「和ちゃんは司法試験のために大学に集中しなきゃいけないの! 優希ちゃんは給料はタコス以外受け付けないっていうし、京ちゃんしかいないんだよ~」

京太郎「お前はドラ○もんに縋るのび太くんか!?」

咲「頼りは京ちゃんしかいないんだよ、お願いだからー。年棒の半分上げるから」

京太郎「え、マネージャーで半分? まじで? 嘘つかない?」

咲「つかないつかない。やってもいいならこの書類二枚にサインして」

京太郎「なんていい幼馴染を持ったんだ、俺は……」(さらさら

咲「うん、これでOK。あとはこれを提出すれば私の稼ぎの半分は自動的に京ちゃんのものだよ」

京太郎「まじかー、棚ぼた過ぎる。大学も行かずに千万単位の収入とか、龍門渕家以上の好待遇だぜ」

咲「じゃあ京ちゃん、これから公私にわたって宜しくお願いします」(ぺこりん

京太郎「へいへい。お前のポンコツには慣れてるからな。きっちりサポートしてやるよ」

咲「うん、ありがとう京ちゃん。こんなに簡単に納得してくれるなんて、私幸せだよ」

京太郎「大げさな……」

翌日、彼女が提出したものの一枚は実業団に、もう一枚は役場に提出され、少女の名字が変更されたりしたがそんなことは些細なことである。


Wedding END