プールサイド


明華「どうです?京太郎君」

京太郎「眼福やぁ...」

京太郎(今俺の目の前には、天国のような光景が広がっていた)

明華「...なんだか気恥ずかしいですね。二人っきりって」

京太郎「ああ!!もうっ、そんなに顔を赤くしないで下さいッ!!」

京太郎「なんてキュートで愛らしい水着を着てるんですか、先輩!」

京太郎(自己主張の激しいその見事なまでのボディライン)

明華「に、似合ってるかな?」

京太郎(濃厚な色気を纏いながらも、明華先輩は本気で恥じらっていた)

京太郎(そして、明華さんが着ているレザー生地のモノキニタイプの水着は)

京太郎(きらきらとした青色の輝きを放ち、男達の視線を独占していた)

京太郎(前から見るとワンピースタイプの水着に見え)

京太郎(後ろから見るとビキニに見えるデザインであるこの水着は)

京太郎(雀明華という魅力的な女性の全てを限界寸前まで引き出していた)

明華「ううっ、やっぱりこの水着選ばなきゃ良かったかもしれません」

京太郎「何でそんなこと言うんですかッ!!」

明華「ひぅっ?!」

京太郎「美しいですよ!美しすぎますって...あ痛っ?!」

明華(智葉、良いところだったのに...邪魔が入ってしまいましたね)

智葉「鏡で自分の今の顔見てみろ。凄く危ない顔してるぞ」

智葉「全く、お前という奴は本当に見境のない野獣だな」

京太郎「おおっ!智葉さんも凄く...良いッ」

京太郎(智葉さんの水着も暴力的な魅力を周囲へと振りまいていた)

京太郎(ワインレッドのクロス・ホルター・ビキニ)

京太郎(紐を首の前で交差させた後、首の後ろで結んで固定するビキニだ)

京太郎(この水着の特徴はバストの形を選ばない安心感だ)

京太郎(いつもつけているサラシを外した智葉さんの胸はデカい)

京太郎(どこまでデカいというとハオと同じ位デカい)

京太郎(そんな彼女がこの水着を着るとどうなるか?)

京太郎「智葉さぁあああああん!!」

智葉「うわっ、大声出すな?!恥ずかしいだろうが」

智葉「っていうか放せ!放さないか京太郎!!」

京太郎(男の理性を狂わせ、猛烈に襲いたくなる衝動に駆り立てるんだ!!)

京太郎「おっぱいになんか負けてたまるか!!」

京太郎(ふぉおおおおおおおお!!俺の胸に押し当てられてるこの感触!)

京太郎(間違いない。これは智葉さんの...おっぱい!)

京太郎(生意気な胸が俺の体に程良く反発しやがる。だがそれがイイ!)

京太郎(更に!シャワーを浴びて濡れた水着と全身にまとわりつくこの水分が!)

京太郎(俺の腹筋に擦りつけられる水着と素肌の二重奏を奏で始めるっ)

京太郎「眼鏡を外した貴女はまさしくミスタークールガイ!」

智葉「誰が男女だこのバカたれ」

ごすっ!


京太郎「き、金的は反則ですってば....」

智葉「ど、ドキドキさせるな。こ、この変態!色魔」

智葉「明華、行くぞ。泳ぎを教えてやる」

明華「えっ?ああっ、私も京太郎君にぃ~~~!」

ハオ「はぁ...何をやっているんですか、京太郎」

京太郎「よ、よぉハオ。手を貸してくれないか?」

ハオ「お断りします」

京太郎「そんな冷たいこと言わないでくれよ~頼むってば」

ハオ「...いいですよ。私に付いてきてくれるなら」






 サウナ室

ハオ「サウナにしましょうか」

ハオ(明華と智葉がいないこのときがチャンス!) 

京太郎「ええっ?!何でよりによって一番熱いサウナなんだよ?」

ハオ「私の水着、見たくないんですか?」

京太郎「見たいです!」

ハオ「よろしい」

 サウナ室の中はあまりにも熱すぎて誰も人がいなかった。

京太郎(ハオの奴、一丁前にラッシュガードなんかつけてやがる)

京太郎(しかも白地なら分かるが、ハオのは黒色だ)

京太郎(ということは、その下につけてる水着も...過激なのか?)

 期待とともに膨らむ京太郎の妄想と下半身

 そして、ハオは意を決してラッシュガードを脱いだ。

ハオ「ど、どうですか?二人に比べて見劣り、してませんか?」

京太郎「」

ハオ「京太郎?」

京太郎「もしかして、それタイの有名な水着、か?」

京太郎「...初めて見たよ、チュアンピサマイ着てる人」

京太郎(チュアンピサマイ、それは数年前に出来たタイの女性用ブランド)

京太郎(とあるアイドルグループがPVで着ていた水着がネットで騒がれ)

京太郎(タイから日本に進出したと聞く)

京太郎(ハオの着ているそれは明華さんと同じタイプだったが)

京太郎(明華さんとは対照的な優しい色合いの水色のモノキニだったが)

京太郎(透明感とファッション性を両立させたそれはハオによく似合っていた)

京太郎(加えて、サウナの熱でくっきりと体の線が浮き出ている)

京太郎(二人に負けず劣らずのボディライン)

京太郎(そしてサウナの熱で透けた水着からうっすらと見え隠れする...)

ハオ「知ってるんですか?この水着のこと」

京太郎「知ってるも何もテレビで結構取り上げられてたじゃん」

京太郎「どっかのアイドルグループの着てた水着だったっけ?」

ハオ「むっ」

京太郎「ん?どうした?そんなにむくれて」

ハオ「京太郎は...どっちが可愛いと思いますか?」

ハオ「私と、そのアイドルを比較して」しゅるり...

京太郎「えっ...?!」

京太郎(ウソだろ?水着、脱いじゃってるよ...この子)

ハオ「どうして逃げるんですか?京太郎」

ハオ「私が隣に座るのはお気に召さないですか?それとも...」

京太郎「ち、違うんだ。それは断じてない」

ハオ「ふーん?じゃあ、いいですよね。隣」

京太郎(ヤバいよヤバいよ。こんなとこ二人に見つかったら殺される...)

 自分の内心とは裏腹に、徐々に自分に詰め寄るハオを拒めない京太郎。

ハオ「ふふっ、一番奥の席にまで追い込んじゃいましたね」

ハオ「どうです?京太郎。私もなかなかでしょう?」

 上半分を脱いだハオは熱に浮かされながら、京太郎の身体に対して

自分の身体を押しつけ、擦り始めた。

 最初は軽かったボディアタックが、最後には膝の上に乗ったハオによる

激しい抱きつきが次第に京太郎の心臓の鼓動と平常心を徐々に奪っていく。

 そして、半脱ぎ状態の水着が大量の汗で遂に地面に落ちてしまった。

京太郎「まずいって!ハオ!もし誰か入ってきたらどうすんだ」

ハオ「京太郎が悪いんですよ?のこのこと鴨の子供みたいに付いてきて...」

ハオ「これではまるで私に食べて欲しいって言ってるみたいじゃないですか?」

智葉「ほ、ほう?君達二人は一体何を盛っているのかな?」

明華「あわわわわ...///ハオちゃんったら、凄く、大胆」

京太郎「はれ?さろはふぇんふぁい?」

 ここで京太郎とハオの限界が訪れ、二人の記憶は一旦途切れる。







休憩室


智葉「全く、羽目を外しすぎだ。脱水症状起こしかけてるじゃないか」

智葉「明華、京太郎に肩を貸してやれ」

京太郎「面目、ないです。ごめんなさい、智葉さん。明華さん」

智葉「全く、困った奴だよお前って男は」

明華「本当ですよ。それにしてもハオちゃんも困った子ですね」

明華「まさかサウナでぶっ倒れるまで京太郎君を誘惑するんだから」

京太郎「怒らないんですか?」

智葉「正直な話、お前に対しては凄く怒っているよ」

智葉「私達、あの後大変だったんだぞ?」

智葉「優男に絡まれて追いかけ回されるわ、明華とはぐれる」

明華「京太郎君はともかく、いるはずのハオちゃんもいない」

明華「プールの隅々まで探して、ようやく見つけたと思えば」

明華「案の定抜け駆けしているんですから、堪ったものではありませんよ」

京太郎「ごめんなさい。つい、はしゃぎすぎちゃって....」

智葉「ま、謝るなら最初からするな。といいたいところだが」チラッ

ハオ「う、ううん...京太郎...好き」

智葉「今日は私も明華も気分が良い。そこでだ京太郎」

智葉「ハオが起きたらプールは切り上げて、二次会やるぞ」

京太郎「二次会ですか?」

智葉「そうだ。いい加減にお前を巡る争いに決着をつけるんだよ」

明華「ま、ハオちゃんはペナルティありですけどね」

明華「行きますよね京太郎君?まだまだ遊び足りないですよね?」

京太郎「はいっ!」

智葉「良い返事だ」

ハオ「負けませんよ...智葉、明華。彼は私のものです」

明華「あらあら、じゃあ最初にハオちゃんをいじめましょうか」

明華「私、前からずっとハオちゃんを滅茶苦茶にしたかったんです」

智葉「よし、上がるか」

智葉「覚悟しろよ京太郎。お前がひからびるまで搾り取ってやる」

京太郎(ああ、臨海に入学して良かった...)

 この後、智葉と明華がホテルのお風呂で京太郎にリベンジマッチを挑んだり、

ハオが明華と智葉にいじめられ新たな性癖に目覚めるのはまた別のお話である

カン