久「男子が地味……ねぇ?」
美穂子「うーん……これを書いた記者さんは、麻雀には興味ないのかも」
ゆみ「そうかもしれない、あるいは女子の大会しか見ていないか」
透華「ですわね、本当に男子の大会をみているのであれば……麻雀に興味がおありであれば、このような記事には決してなることはありませんわ」
久「須賀くんの県大会初戦敗退……その時の感想は『咲を知らなきゃ麻雀辞めてた』だったわ」
ゆみ「ああ……彼は初めてだったのか」
透華「素人をエントリーする竹井さんも竹井さんですわよ」
美穂子「けれどこれで『国麻に向けて彼を鍛えて欲しい』と言ってきた上埜さんの話はわかりました」
久「女子のトップクラスがこの県にはゴロゴロ居るからねー色んな打ち手と打たせれば、須賀くんならきっと……」
ゆみ「……信じているのだな」
美穂子「上埜さんったら会うたびに彼の話ばかりしてくるのよ」
透華「浮わついていますわね」
久「ち、違っ」
ゆみ「良いじゃないか、彼の人柄は素晴らしいと思うぞ」
美穂子「本当……妬ましい……」
透華「まあまあ福路さん、そうパルパルなさらずに」
ゆみ「ま、合同合宿の件、確かに承った」
美穂子「ええ、うちも大丈夫よ、コーチにも確認を取ったから」
透華「合宿地は私が提供いたしますわ、ですから竹井さんは、この合宿に須賀さんを『必ず』連れてきてくださいな」
久「ええ、必ず連れていくわ」
久「そう言えば、鶴賀の部長って……」
ゆみ「言うな」
カン
最終更新:2016年08月10日 22:33