良子「……そういえば須賀君にはまだ、私が黒いスーツ、黒いネクタイの理由を言ってませんでしたね」

京太郎「え?」

良子「実は私、一度苗字が変わっているのです」

良子「高校を卒業して直ぐにプロ入りしたんですが、同時に結婚もしまして」

良子「その頃はまだ普通の格好をしていたんですが……」

京太郎「……まさか」

良子「……彼はフリーカメラマンで、中東に取材のために飛んだ時に……」

良子「一緒にいれた期間は短かったんですが、まだまだ未練たらたらなんですよ」

良子「このスーツは死んだ彼を未だに想っている証……のつもりです」

京太郎「……戒能プロ」










良子「まあウソなんだけど」

京太郎「おい」