咲「ねえ京ちゃん、インハイの全国の前に彼女つくった方がいいよ」

京太郎「なんだ藪から棒に」

咲「想像してみて、京ちゃんは今もハンドのレギュラーで男子校所属
  一方対戦相手は共学で可愛くて健気な子があれこれと世話を焼いてる
  どう思う?」

京太郎「ぶん殴りたいな」

咲「それと私たちは同じ状況ってこと。恨まれるだけならいいよ。
  問題は色仕掛けで京ちゃんから私たちの情報を引き出しかねないってこと

京太郎「なんか一気に現実味がなくなってきたな」

咲「私たちは無名だから情報が欲しい人達はわんさかいるよ」

京太郎「そうかあ?」

咲「そうなの、だから京ちゃんは昔馴染みの私と付き合うのが一番だと思うんだ
  も、もちろん大会中のフリだよ、フリ」

京太郎「まあ、それで丸くおさまるっていうなら……」

咲が机の下でガッツポーズをしたのは運よく誰にも見つからなかった

咲「じゃあ京ちゃん、完璧に彼氏役ができるようにデートしよう、これはあくまで仮想デートだからねっ」

袖口をくいくいと引っ張る咲さんや、伸びるからやめなさい

インハイ終了後、咲ちゃんが改めて告白できたのか、距離を詰めすぎて離れられなくなってるのか、京太郎が男を見せるかのかは各人の妄想にお任せする


カン