初美「う、うぅ~……」
京太郎「そんな泣かなくても……」
初美「うるさーい! どーせ京太郎には私の悔しさなんてわかってもらえませんよー!」ジタバタ
初美「娘の中学校入学式で自分の方が子供だと間違われる母親なんて、普通いませんよー!」
京太郎「……ぷっ」
初美「あー! 笑った! ひ、ひどいですよー」
京太郎「顔は初美似なんだけど、背はどちらかというと俺だからなぁ」
初美「どうせ私は小学校の身体測定の頃からビリのドンケツですよー……」グスッ
京太郎「ま、まあ、それだけ若く見られたってことで」
初美「それはそうですけどー」プクゥ
京太郎「初美は母親だよ。このお腹痛めて生んだんだもんな」ナデナデ
初美「ひゃっ! 急にお腹なでなではダメですよー」
京太郎「よーしよしよしよし」
初美「今度は動物扱いですか……」
京太郎「うーん、俺の物扱いかなぁ?」
初美「京太郎は独占欲強すぎですよー」
初美「この間も私に知らない人と話しちゃダメって言うし」
京太郎「いや、それは誘拐とかされそうだから」
初美「また子供扱いしてー!」ポカポカ
京太郎「いてっ、痛い、地味に痛い」
初美「悪い子にはゲンコツ100発ですよー」ポカ
京太郎「もー、あんまり暴れるなよー」
京太郎「もう暫くしたら二人目が生まれるんだからな」
京太郎「その子にも、お母さん一緒に小学校行こうよ、とか言われるぞ」
初美「そ、そうでした……大人しくしてますー」
初美「今度は私似の背丈だといいですー」
京太郎「それはそれで双子に間違えられそうな……」
最終更新:2012年10月13日 20:51