まこ「何やっとるんじゃ、久?」

久「んー、ちょっとした気まぐれよ、気まぐれ」

久の打ち込むパソコンの画面には数枚の目線だけ隠した須賀京太郎の写真と簡単なプロフィール
そして『この男の子を2時間貸し出します、お値段はオークションで』の文字

まこ「なんじゃこれは、当人の了解は取っとるんか?」

久「へーきよへーき。ちょっとしたお遊びじゃないこんなの」

竹井久の悪戯心から始まった投稿、しかしそれは予想外の反響を呼び


憧「……男の子に慣れるため、うん、ちょっとした投資よこれは」

玄「おねーちゃん、この男の子を呼べばうちの旅館の宣伝になるよ!」

晴絵「へー、和のところ面白いことやってるわね、ちょっと値段上げちゃおう」

怜「竜華、うちはもう死ぬかもしれん、その前にどうか一度だけ男の子とデートしたいんや」
竜華「病弱アピールやめような怜、でも結構格好いいなあ、二人のお小遣い合わせてみようか」

セーラ「お、元運動部か、最近球技やってないし遊びたいなあ、頼んでみるか」

絹恵「うーん、お姉ちゃんもラブコメの一つや二つしたいやろ」

恭子「なんて可哀想なんや同じ部活の人間に売られるなんて、保護したらんと」

照「京ちゃんを手に入れるためなら一ヶ月分のお菓子代をつぎ込む」

淡「むむ、テルーがなんかしてる、私も真似しよっと」

咲「そんな、京ちゃんが可哀想だよ、守らなきゃ」

和「部長これはシャレになりません、私が買い取らないと大変なことになります」

優希「なん、だと、犬が1万円を突破した、私のお小遣いもうないじぇ」


そしてついに参入する拗らせた者たち
理沙「買い取り!」(プンスコ)

はやり「大人買いの出番だぞ☆」

健夜「経験なしでアラサー、免疫をつけるしか……ホストは怖いし」


一夜にして彼についた値段は
久「あれ、これ桁間違ってない? 22万4800円……サラリーマンの手取りの月収じゃないの
  ……あと何回やったら新しい雀卓買えるかしら?」

こうして学生組は手持ち金額の少なさに泣いた

須賀京太郎を買ったのは誰か、そして竹井久は物欲に負けるのか、それはまた別のお話である


カン