あるところにそれはそれはかわいらしい少女がおりました。
ただこの少女はカミサマに今までの人生を奪われてしまったような、そんな子でもあったのです。

そんな少女もれっきとした年頃の乙女、自分の前に現れた少年に恋をしました。
しかし、自分に自信のもてない少女はついついトモダチという枠に当てはめて、入れ込んでつきあいをしていってしまいます。

彼との関係を変えたい、もう一歩進めたいと、そう想いながらも躊躇いばかりが生まれてくる。
そうこうしているうちに時は過ぎ、七夕になりました。

聞けば七夕とは、織姫という機織りのカミサマに機織りの才能を願ったことが転じて、お願い事をする日になったそう。

そこで少女は、今までを奪ったカミサマに、自分と同じようなある男を恋し、愛している女性のカミサマに勇気をお願いしました。
今まで散々奪ってきたのだから、せめてこれくらいは....と。

そして、星が綺麗なその夜のこと。
少女は勇気を振り絞り、少年はその勇気を受け入れたとさ‥‥。

カンッ