京太郎「俺、麻雀部に必要なんだろうか? 全然勝てないしせめて雑用だけでもって思ってたけど」

煌「その心意気、すばらです!」

京太郎「あ、あなたは和と優希の先輩の」

煌「実は後輩たちから男子部員が落ち込んでいるようだと聞きましてね
  私も微力なりたいと思って足を運んだのですが、なかなかすばらな少年ではないですか」

京太郎「あなたは全国の先鋒じゃないですか! けど、俺は……」

煌「須賀くん、私が先鋒に起用されたのは飛ばないこと、どれだけを期待された捨て駒です」

京太郎「なっ、そんなのひどすぎる!」

煌「そうでしょうか? 私のことを必要としてくれる人がいる、そのためなら私は捨て駒上等です
  須賀くん、あなたはどうですか? 和や優希は私を頼ってくれた、それはやはりあなたが必要だから
  直接打つ相手にはなれなくてもサポートし続ける、そんなあなたの姿に私はときめきました」

煌「あなたの人間性、きっとみんなに伝わっているはずですよ
  正面から褒めることが照れくさいだけできっと感謝しています」

京太郎「俺、俺……」

煌「私の前では泣いて構いません、でも起き上がったらあなたの素敵な笑顔を私に見せてください」

京太郎「……すみません、年甲斐もなく泣いちゃって」

煌「それもまた青春、甘えられる思い出も、なかなかいい体験でしたよ」

京太郎「あなたはすごいですね」

煌「私から見たらあなたも十分ですよ……連絡先、交換してくれますか?
  甘えたくなったり話したくなったら、お互い話しましょう」

京太郎「はいっ!」

煌「花田煌、僭越ながら恋人の座を狙わせていただきますのでよろしくお願いしますね」

最後の爆弾発言が冗談なのか、本気なのかわわからなかったが、彼女とのつながりは年を経ても強くなるばかりだった


煌「ふふ、思い出しますね最初の出会い」

京太郎「それから三年たって、結婚ですか、まだまだ半端ですけどよろしくお願いします」

煌「ふふ、あなたはもう誰にでも誇れる、最高の旦那様ですよ、自信を持ってください」

この人がいるかぎり、きっと俺はどんな苦難も乗り越えて守っていける、そんな気がした


カン