由暉子「……」

誓子「あれ?ぼーっとして、どうしたのユキ?」

由暉子「…ああ、誓子先輩ですか」

爽「私たちもいるぞ!」ヒョコッ

揺杏「いるぞ!」ヒョコッ

京太郎「トーテムポールか」

成香「こんにちは、ユキちゃん」

由暉子「はい、こんにちは。皆さんお揃いで、どこかにお出掛けですか?」

誓子「うーん、似たようなものかな。これから皆で何かしようと思って、とりあえずユキを探してたところだったんだ」

由暉子「それはそれは、お手間をかけさせてしまって」ペコリ

爽「うむうむ、苦しゅうない」

京太郎「道中ふざけてた筆頭の癖に何を言うのか」

揺杏「まーまー気にすんなって」

成香「一緒になってた揺杏ちゃんも言えないよね…」

誓子「あはは、それは良いんだけど…さっきユキを見つけた時、何か考えてたみたいだからちょっと気になって」

爽「ネタはあがってるんでぃ!キリキリ吐きゃあがれ!」

京太郎「うるせぇ話進まねぇんだよ!」スパァン

爽「ぱうちかむいっ!?」

揺杏「キャラ付けが強引!」

成香「あ、あはははは…」

由暉子「…賑やかですね」

誓子「騒がしくてごめんね…」

由暉子「いえ。それで、先程のことでしたか…大したことではないんですけど先日、嗜好品を切らしてしまって買い物に出ていたんですが…」


揺杏「紅茶?」

爽「コーヒーじゃね?」

成香「お菓子という線もあるんじゃ…」

京太郎「真面目に話聞こう、な!成香先輩もつられないでください!」


誓子「それで、買い物の時に?」

由暉子「いえ、終えた後の帰り道なんですけど…家族連れと思わしき人達が花火をしているのを見まして」

誓子「へぇ、花火かぁ…」

爽「お、なになに?ユキってば花火好きなの?」

由暉子「いえ、好きというわけではありませんが…」

揺杏「が?」

由暉子「ただ、あの火薬の匂いや暗い中での独特な色をした光を見るといつの間にか頬が緩んでいたりしますので」

京太郎「回りくどいわ!そこは好きで良いじゃねえかよ!」

成香「花火ですか、確かにあの光は素敵ですね!」

爽「花火なぁ、そういやしばらくやってないなぁ」

誓子「何だかんだでお金かかっちゃうからねぇ…そうそうは出来ないよ」

揺杏「んー…よし!夏休み入ったら皆でやろーぜ!」

京太郎「またこの人は唐突な…面白そうではありますけど」

揺杏「だろ?」

誓子「うーん、もしやるとしたら…片付けも考えると手に持てるタイプのロケット花火までが許容範囲かな?」

成香「噴水みたいなタイプの物とかも大丈夫ですよね?」

由暉子「あの…みなさん?」

京太郎「お、そういや発案者の由暉子がやりたい花火聞いてなかったな」

由暉子「いえ、そうではなく…いつの間にやることが決まっているのでしょうか?」

誓子「あれ、嫌だった?」

由暉子「そんなことはありませんが…」

爽「ならいーじゃん!楽しいことは良いことじゃん?なら皆で楽しめば最高じゃん?」

揺杏「いいもんもんじゃんじょん?」

京太郎「何言ってっかわかんないです」

成香「そうですよ、ユキちゃん!皆で遊べるんですから細かいことは気にしない方がいいんです!」

由暉子「はあ…」

誓子「あはは、要は皆で一緒に遊び回ろうってことだよ」

由暉子「…何となくはわかったような気がします」

誓子「うん、それじゃどうやったらもっと楽しめるか考えよっか」

由暉子「はい」


爽「よぉーしまずは軍資金の用意だぁ!京太郎!財布出せぇ!」

京太郎「出すの俺だけェ!?」

揺杏「出さないのならこっちから探ってやるぅー!」ズボッ

京太郎「おまっ…!?やめっ、ヤメロォー!」ジタバタ

爽「へへへ、生娘じゃねぇんだ!大人しくしろい!成香、そっち押さえて!」

成香「はっ、はい!」

京太郎「そもそも娘じゃねぇよぉ!てか成香先輩簡単に従わないでぇ!!」ジタバタ

――――その後、何やら大きくて太いモノをわし掴んで赤面した娘がいたり柔らかい手で掴まれて社会的な意味で死ぬ目に遭いそうな男がいたのは別のお話。

カンッ