憧「ねえしずー、あんた京太郎のこと好き?」
穏乃「好きだよ? 一緒によく遊んでるじゃん」

憧「あたしが聞きたいのは友情的なそっちじゃなくて、恋愛的な方
  あたしは京太郎が好きよ、できれば結婚したいと思ってる」

穏乃「結婚!?」 さ、先見すぎじゃない?」
憧「あんたや玄、灼さんみたいに実家継ぐ組には分かんないかもだけど、人生設計は早い方がいいのよ
  ま、しずがライバルじゃないなら気兼ねなくアタックできるわ、応援してね」

穏乃「う、うん」
穏乃(なんだろもやもやする、こういう時は山だ、山!)


憧「玄―いる?」
玄「はいはーい、松実玄見参、憧ちゃん、どうしたのかな?」

憧「いや、あんたと京太郎の距離近いでしょ? だからその、京太郎が好きな身としては気になるっていうか」
玄「ふえ!? そうだったの!?」

憧「ま、まあバレないように気をつけてたし
  ……でも、近々告白するからその後は適切な距離を取ってもらいたいかなって」

玄「わ、分かったよ、気づかずに嫌な思いさせてごめんね」
憧「ううん、こっちこそごめん」

玄(憧ちゃんと京太郎くんが……なんか複雑だけど、友達の幸せは応援しなきゃだよね)


憧「次は宥ねえね、京太郎の好みだから……まあ策はあるんだけど
  宥ねえ、入って平気―?」

宥「うん、どうぞ憧ちゃん」
憧「宥ねえ、まだどてらにこたつなの?」

宥「えへへ、あったかいから」

憧「まあいいけど、宥ねえも将来のこと考えたほうがいいんじゃない?」
宥(きょとん?

憧「いや、普通に付き合ってる相手が脱水症や熱中症になっちゃうでしょ
  多少は改善しないと男出来ないわよ」

宥「うっ、それなら理解のある人に……」
憧「京太郎はだめよ、私の結婚相手(候補)なんだから」
宥「ええ!? そーなの?」

憧「それに本当に好きな相手のために自分も歩み寄らなきゃ長続きしないわよ」
宥「ううん、そうかも」

憧「ま、ちょっと気になっただけだから、私は帰るねー」
宥「うん、また部活で」


憧「灼さんはハルエ一筋、ハルエは年齢が離れすぎ、これで根回しは終わったわね
  あとは外堀を埋めて一気に落とす!」

カン