京太郎「麻雀サークル?」
晴れて東京の大学へと進学する事になった俺は、少しばかり憧れている先輩からとあるサークルに勧誘されているのだった。
照「そう、楽しい」
京太郎「へ~」
高校の時も下手糞なりに麻雀をやっていたからか、不思議と抵抗は無かった。
うん、訳の分からないサークルに入るよりはマシだろう。
何よりも、上目遣いで見つめてくれる照さんの頼みとあれば断れない。
京太郎「入ります」
あの時の俺、1発殴らせろ。
洋榎「おら~!!京太郎!!飲め!!飲め!!飲め!!」ウリウリ
京太郎「ングッ!ングッ!ングッ!」ガクガクッガクッ
まっ!限界、限界だって!どうして皆全裸にゃの!?
怜「かははっ!テキーラもイクで~!!」ケタケタ
さしずめ、ここは動物園。
獣と獣の狂想曲。常人が入り込む要素は一切無い。
哩「これじゃあ足りん!足りん!」グビグビッ
彼女も大層美人なのだが、大股開きながらボトルごと焼酎をあおっちゃあ台無しだ。
京太郎「ぷはっ!……ぜぇぜぇ……!」
京太郎「ま、麻雀は!?ここ麻雀サークルでしょ……ッッ!?」
美穂子「さっきやったじゃない」ウフフ
京太郎「それド○ジャラァッッ!!」
この金髪美女は何を言っているのか、唯一の常識人だと思ってた俺を蹴り倒してやりたい。
怜「トキちゃんルーレット行くで~!」
洋榎「やったれ~!!!」パチパチ
怜「て・ん・の・か・み・さ・ま・の・い・う・と・お……」ピッピッピッ
京太郎「……」ヒクッヒクッ
京太郎「そのルーレットの照準、ずっと僕なんですけど……人差し指が微動だにしてないんですけどぉ!!」
怜「り!!!」ピピピビッ
洋榎・哩・照「「「イッキ!イッキ!」」」
京太郎「ングッ!ングッ!ングッ!」ガクガクッガクッ
京太郎「ぷはぁ!!はぁはあ……」プルプル
し、死ぬ……ここに居たら殺される……てか、服どこだよ……俺まで全裸のフルチンじゃねえか……
京太郎「げ、元凶はどこだ……1発言ってやらなきゃ気が済まねぇ……!」
わ、罠にハメやがって……許さねぇ……許さねぇ……
哩「良い素材ばい、照の見る目に狂いはなか」
照「私の手柄……チョロイ」ブイッ
それはもう清々しい程のVサインでした。
京太郎「宮永コノヤロウ!」
カン
最終更新:2016年08月10日 00:45