清澄高校麻雀部がなぜ全国優勝できたのか
その答えに多くは大将宮永咲とインターミドルチャンプ原村和
そして采配をした竹井久の名があげられることが多い

しかし筆者はここで陰の功労者である一人の男子部員に着目した
彼の名は須賀京太郎、雑務・雑用を一手に引き受け、出場メンバーが麻雀に集中できる環境を用意した
それだけではない、影に日向にと部長の竹井久を支えていたのだ

そして最後に外部にはあまり知られていないことだが、麻雀部員のモチベーションを上げる切欠でもあった
清澄麻雀部では日常的に賭け麻雀が行われていたのである、賭けと言っても金銭的なものではない

少女Yは帰りを共にし好物を共に食べる権利を求めた、少女Mは実家の手伝いとして家で共に過ごす時間を求めた
少女Hは名前を呼んで手をつなぐ権利を求めた、少女Nは麻雀指導と称して密着授業の権利を求めた
そして少女Sは自らの手作り料理を彼の家で振る舞う権利を求めた

まあこのような、傍目から見れば大したこともないような賭けばかりである
だが、彼女らは須賀京太郎との時間を確保するべくこの上なく真剣に練習に臨んだのである
その結果が、個人の力を押し上げ全国優勝に導いたのである。

故に、筆者は注目されていなかった唯一の男子部員須賀京太郎の意義を声高に唱えたい
彼がいたからこそ清澄麻雀部は全国の舞台で優勝できたのだと

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久「ま、こんなとこでしょ」

優希「何やってるんだじょ、部長?」

久「いや最近須賀くんをいらない子扱いして部から追い出そうとする校内の動きが見え始めているのよね」

和「それは、ゆゆしき事態ですね」

久「そこでばばーんと、須賀くんがどれぐらい役に立ったかを証明する記事を作ったってわけ
  これが公表されればそんな活動は下火になるってわけ」

まこ「目的はいいんじゃが、この記事だとわしらが全員京太郎が好きなことがばれとりゃせんか?」

久「あなたたち、まさか須賀くんのために泥をかぶる覚悟がないって言いださないでしょうね?
  このままじゃ須賀くんが麻雀部をやめるかもしれないのよ? 恋心の暴露ぐらい受け入れなさい」

和「ところで部長、咲さんは?」

久「あの子は今、須賀くんを追い出そうとしている相手1人1人に『お話し』しに行ってるわよ
  この両面作戦で、須賀くんを何としてでも麻雀部に引き留めるのよ!」

優希「よくわかんないけど京太郎のためならいいんじゃないか?」
和「ばれるということはある意味積極的にアプローチをしても問題ないということ、ありですね」
まこ「まあ、しゃーないのう」

久「じゃ、投稿するわよ!」

後日、両面作戦のどちらかが成功したのかはわからないが須賀京太郎を追い出そうという清澄内の活動は下火になった


カン