久「ふーん、須賀君って咲のお姉さんの事は名前で呼んでたの」

京太郎「えぇ、小さい頃からの付き合いで今更ってのも余所余所しいかなと」

久「それでも数年は会ってなかった訳じゃない?それなら短いとはいえ一緒に濃い時間を過ごした先輩の事も名前で呼んでくれてもいいと思うんだけど」

京太郎「一緒に…?」

久「何よ、間違ったこと言ってないでしょ?」

京太郎「少しくらいはその言葉に思うところがあってもいいと思いますけどね」

久「謝ったらそれはそれで一年だから当然です!って言うくせに」

京太郎「そら言うでしょうけど…、というかよく分かりますね」

久「それくらい分かるレベルの仲ってことなんだからもう下の名前で呼んでもいいんじゃない?」

京太郎「そんなに呼んでほしいんですか?」

久「そりゃ一年の子達は名前なのに私やまこは距離感じちゃうんだもん」

京太郎「先輩だから、じゃダメッスか?」

久「まこはいいかもしれないけど私はダメ。もう引退するし最後のお願いってことで」

京太郎「分かりましたよ…。その、久さん」

久「…ヤバかった、恥ずかし気に言う須賀君がすっごい」

京太郎「野郎の照れ顔なんて気持ち悪いだけでしょ」

久「うん」

京太郎「否定しないんですか!?というか久さんだと『さ』が被って若干言いにくいな」

久「あら、じゃあなんて呼んでくれるのかしら?」

京太郎「…いっそまとめちゃって『ひさん』!ってのは」

久「無しね」

京太郎「ですよねぇ。深夜の一発ネタでワンチャンってレベルですし」

久(呼び捨てにしてくれるのかとちょっと期待したのに…)

京太郎「なんか言いました?」

久「なんでもないわよ、若干言いにくくてもこれからは久さんでお願いね」

京太郎「へーい」

久(ま、今はこれでいっか。ひとまず一歩前進ってことで)

その後この呼称の変化に危機感を抱いた少女がいるとかいないとか…

カンッ